エピソードまとめ

□Cross roads
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ep.1 波々斬ノ国の乱
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〔ショッピングエリア 買い物その1〕
セ「これお土産にいいかも!」

ラ「いかにも旅先のテンションで買っちゃいそうなヤツね。まあ学生らしくていいんじゃない?」

セ「ですよね!じゃあ、ミシェルの分とブレイズの先輩達の分と……」

ラ「……ふ〜ん。ブレイズねえ」

セ「なんですか?」

ラ「別にい。セリアちゃんって、なんか綺麗な目してるなって」

セ「あ、これはエンブリオの影響ですよ。これでも一応騎士学校の生徒なので。そういうラプラスさんは、さっきのリアクターといい、もしかして帝国の……」

ラ「アタシが軍人さんに見えるう?」

セ「……いえ。でも……」

ラ「アタシはあ全国各地でえ……お買い物を楽しむ人かなあ?」

セ「商人さん!だからリアクターを手に入れて、それで護身しながら世界を回ってると」

ラ「そんなとこね」

セ「逞しいですね。どうりでお強いわけです」

ラ「ふふ。ありがと」

〔移動会話 その1〕
セ「次はどこにします?」

ラ「セリアちゃんに任せるわあ」


〔ショッピングエリア会話 おばさん〕
「他国を受け入れるようになってから、至る所に友好の証の像や建物が建つようになったんだよ。確かに物珍しさはあるけど、このままだと国が変わってしまうんじゃないかって、少し心配にもなるね」


〔ショッピングエリア会話 青年〕
「士官学校ができたら俺も入ろうと思ってるんだ」

ラ「いいわねえ。アタシも入ってみたいわあ。いい男もたくさんいそうだし」

セ「学校はそういう目的で入る所じゃないですよ……」

ラ「え、学校って、男女に発情を促すための 閉塞した教育環境でしょ?」

セ「どう生きて来たらその認識になるんですか!違いますよ!」

ラ「それじゃまるで、学校が真面目な教育機関みたいじゃない」

セ「いや、まるでじゃなくて実際そうなんですって」


〔ショッピングエリア会話 おじさん〕
「この国に土産屋なんてあっても仕方ないと思ってたが、外から来た人には嬉しいもんなのかねえ」


〔ショッピングエリア 買い物2〕
セ「このコスメ、お肌に良さそう!買っちゃおうかな……」

ラ「ねえ、セリアちゃんってカレシとかいるわけえ?」

セ「か、彼氏?いないですよ、そんなの!」

ラ「そうなの?じゃ、食べたい男とかは?」

セ「食べ……!?そ、そこは好きな人とか聞く流れじゃ……」

ラ「え?言い方の違いだけで基本一緒のことよね、それ」

セ「いいえ。意味も結構違うと思いますけど……。とにかくそういう相手もいないですから」

ラ「じゃあ、明確な目的もなく、ただオシャレを磨いてるわけね」

セ「なんて引っかかる言い方ですか。いや、そうですけど……」

ラ「ふふ……。つまり不特定多数の男を惑わしたいアタシと一緒ね!」

セ「……なんか解釈が微妙にズレているんですよね……」

〔移動会話 その2〕
ラ「さあ次はどこにする?」

セ「うーん、迷いますね……」



〔ショッピングエリア 買い物その3〕
セ「これはレオとユーゴにお揃いに……と」

ラ「誰それ?もしかして男?」

セ「はい。学校の同級生で幼馴染みの」

ラ「……急に出てきたわね、カレシ候補二人」

セ「いえ、全然そういうのじゃ。家族という方がしっくり来るぐらいで」

ラ「ふ〜ん?それ結局なんだかんだで、くっつくやつでしょお」

セ「ち、違いますって」

ラ「じゃ、軽く、"放っておけない"方を思い浮かべて」

セ「放っておけない?まあ……レオかな」

ラ「じゃ、次に、あなたとタイプの違う同年代の女の子、想像してえ」

セ「うーん……ミシェルとか?」

ラ「その二人が交際することになりました。あなた、どう思う〜?」

セ「え、そんなの凄く嬉しいに決まって……」

ラ「はい、ダウトお」

セ「な、なんですかそれ!」

ラ「別になんでもお?うふふ、いい青春ねえ。……思わずぐちゃぐちゃにしたくなるわあ」


〔移動会話 その3〕
「まだまだイケちゃう?」

「そうですね、もう少し回りましょう!」


〔ショッピングエリア会話 女性〕
「ここの通りはコスメもアクセサリーも手に入るから、急なデートの時でも即準備オッケーよ」

セ「……今のところそういう予定はないですかね……」

ラ「なに言ってるのよお。アタシとデート中じゃない」

セ「え、そ、それは……」

ラ「あはは、セリアちゃんはカワイイんだから、もう。………いっそここで壊してしまいたいくらい……」


〔ショッピングエリア 買い物その4〕
セ「このアクセサリー、カワイイ!」

ラ「うーん、ちょっと子どもっぽくなあい?」

セ「そうですか?私ぐらいの年齢だとちょうどいいかなって」

ラ「……へえ。セリアちゃんぐらいの年齢だと……ねえ?」

セ「他意はないです!全然!」

ラ「ふーん。じゃ、アタシも買っちゃおうかなあ」

セ「え、それをラプラスさんが付けるんですか?うーん……」

ラ「いや、他意あるわよねえ。そのリアクション」

セ「あ、いえ。私みたいなちんちくりんはさておき、ラプラスさんの美貌には、さすがに見合わないですよ」

ラ「……悪意のなさが新鮮過ぎるわ。面白い子」

セ「ラプラスさん?」

ラ「……それを言うなら、あなたの可愛さにも見合ってないわよ」

セ「そ、そうですか?て、照れますね」


〔移動会話〕
ラ「ふふ。じゃ、他も見てみましょうか」

セ「はい!」
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