エピソードまとめ
□シャルル
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ep.1 源獣に至るもの
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〔CHAPTER4 分岐→自由な未来を開く力〕
「シャルルはわたくし達と同じ答えですのね」
「ま、シャルルならこっちを選ぶか」
「一緒に自由な未来を目指しましょう!」
ラウルと一緒というのは不服だが、シャルルにとって大事な物はお嬢様の未来だと決めた。
その途端、また白い光に包まれた。
「やっぱり分断されたか」
「予想できたことですわ!」
今度はラウルとアナマリアの2人と同じ場所に飛ばされた。
「まずは目の前の相手から倒しましょう!」
シャルルそう言って杖を手に取り、目の前に現れた獣と対峙した。
獣を倒し終わると目の前に新たな道ができ、3人はそこを進んでいく。
「エドとリディちゃんは無事でしょうか?」
「エドって青年の腕次第かねえ」
「でしたらとってもお強かったですわ!」
「ラウルよりも強いかもしれません」
「だったら心配いらないかね?リディちゃんも子どもにしちゃ、しっかりしてたし」
「どこかのふらふらした自称考古学者よりも、しっかりしてるんじゃないですか?」
「なんか、だんだん毒舌酷くなってない!?
「シャルル。愛情表現の裏返しとは言え、言い過ぎはよくないですわ」
「え?」
ラウルが聞き返し
「え?」
シャルルが顔を顰め
「え?」
アナマリアは困惑した。
「シャルルの毒舌というのは、ツンデレという愛情表現ではありませんの?」
「違うんじゃないかなあ?」
「どうしてボクがラウルに、愛情表現をしないといけないんですか………」
「あら〜?」
アナマリアは首を傾げるのだった。
真っ直ぐ伸びた光の道を進めば、引き返す事は許さないというように、後ろからどんどん道が消えていく。
光の道の先は円形の床に繋がっていて。そこは今までの床と違い、色とりどりのステンドグラスのような見た目をしていた。
その中央に立つ、光の柱に3人は触れた。