エピソードまとめ

□アナマリア・マルシュナー
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ep.2 お嬢様の小さな冒険
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「検査するわ」

宿屋の一室で、リディはナイフをもった。

「解剖される!?」

そう言ってシャルルは怯えた。

「だ、駄目ですわ」

アナマリアがシャルルを守るように腕を伸ばす。

「しないわよ」

「……本当だろうな」

疑うようにエドがリディを見る。

「エドまで……」

「簡単な触診とか、その程度よ」

「ほっ……」

アナマリアが一息つく。

「でも、今日一日かかるだろうから、みんなは好きに過ごして」

「では、わたくしは観光の続きに参りますわ!今日こそ、ルディロームを隅から隅まで見て回るのです!」

るんるん、とアナマリアは指を組んで腕を振る。

「あれ?ボクが検査されるのは決定?」

「お兄さんも付いて行くよ。アナマリアちゃん一人にすると危なかっしいしな」

「……なら、オレも行くか」

ラウルの言葉に乗っかるようにエドも立ち上がった。

「では、シャルル、留守番は任せましたわ!」

バイバイと手を振ってアナマリアは扉に手をかける。

「お嬢様あ……」

シャルルが縋るように呼ぶが、アナマリアはラウルとエドと共に容赦なく外に出ていくのだった。

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【CHAPTER1 ルディローム散策】
999Y.C. 森国シルヴェーア 森都ルディローム

「で、観光っつってもどこに向かうんだ?」

「この辺りのお店を、ぐるっと見て回りたいですわ!」

エドの問にアナマリアは、マーケットエリアを指さした。

「ブラブラするってことか……。まあ悪くないかもね」

ラウルがそう言って、アナマリアが進みたい方へ、2人はついて行くのだった。

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〔マーケットエリア会話 親子〕
「ちょっとあんまり離れないで。この辺は人が多くて迷子になりやすいんだから」

「わかってるよ〜」

「でも、買い物長くてヒマなんだもん!」

「すぐに終わらせるからいい子にしてなさい」

「ちぇ〜。はーあ、なんかおもしろいことないかなー」


〔マーケットエリア会話 案内おじさん〕
「はいはい、オススメスポットを教えてあげようね。防具屋と鍛冶屋は南の広場に一番近い通り。雑貨屋と武器屋は、それより一つ北の通りにあるよ。特殊な観光ルートでいってらっしゃい!」


〔マーケットエリア会話 左側の橋 女性〕
「戦争が長引くほど、私みたいな庶民の生活は苦しくなる……。そう考えると戦争って誰のために……なんのためにやってるんだろ?」


〔マーケットエリア会話 魚屋〕※貝とナマコのフレッシュマリネ???のレシピ
「今うちの人気メニューのレシピを配布してるよ」

「まあ、どんなのですの?」

「貝とナマコを使ったマリネだ!」

「マリネなら知っています!よく食べていましたわ!」

「おっ、じゃあ、これで新しいレパートリーを……」

「レシピなんてなくても、わたくしなら作れますわ!」

「え?いやでも味付けが……」

「それくらい自己流で、ちょちょいのちょいです!貝とナマコですわね。いけそうな気がしますわ!ありがとうございます!今度試してみますわ!」

「ええっと……」

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〔イベント会話 防具屋〕
「防具ですわ!」

「見りゃわかる」

「興味があるのかい?」

「ありますわ!全身とかかっこよくありません!?」

「それが理由なのかい……」

「あんたの体重より重いのに着れると思うか?」

「着るだけなら」

「その場から動けなくなるぞ」

「……こういうのは見て楽しむものですわ!」

「諦めが早くてなによりだ」


〔移動台詞〕
「次!次の場所に参りましょう!」


〔イベント会話 鍛冶屋〕
「ここはなんですの?」

「鍛冶屋だ。武器とか防具を作るとこだな」

「生活に使う金物とかも鍛冶屋の領分だねえ」

「まあ!ではとても大切な場所なのですわね!」

「そうだな。鍛冶と言えばオズガルドが有名だが……最近は帝国との戦争で、武器防具の修理なんかで儲けてるらしい」

「鍋とか作ってる方が、平和でいいと思うんだがねえ」

「……そうなんですの」


〔移動台詞〕
「まだ行ってない所がありますわ!」


〔イベント会話 武器屋〕
「武器ですわ!」

「でもアナマリアちゃんには必要ないんじゃないかい?」

「リアクターを持ってるもんな」

「ちっちっちっ、こういう所に掘り出し物があるんですわ。巨獣を一刀のもとに斬り捨てることができる伝説の武器があるに違いありません!」

「そんな凄い武器があったら、とっくの昔に戦争に使われてるだろうねえ」

「そうなのですか……がっかりですわ………」

〔移動台詞〕
「もっともっといろんな物が見たいです!」


〔イベント 雑貨屋〕
「いろいろありますわー。ここはなんですの?」

「雑貨屋だな。見ての通り色々置いてある」

「そこの変な形をした物はなんですの?」

「ジョウロだ。花なんかに水をやる道具だ」

「まあ!これが!」

「ジョウロも知らないなんて………。どんだけ箱入りのお嬢様だったんだ」

「わ、わたくしお嬢様では、ありませんのことですのよ!」

「焦り過ぎでしょ……」

「えーとえーと。そう、このカゴ!これはどう使うのです?」

「それで誤魔化したつもりなんだ……」

「それは別に、使い道が決まってるわけじゃない。洗濯物を入れたり買い物に使ったり、買った人が使いたいように使えばいいのさ」

「なるほどー」

「は一、人の発想には驚かされますわー」


〔移動会話〕
「一通り回ったが次はどうする?」

「では、司祭様に挨拶に参りましょう!アグライア様に会えたのは、教会でお祈りした おかげかもしれませんわ!」

「……それだけなら誰でも会えてると思うけどねえ」


※小ネタ
マーボーカレー飯店 レオ
射的屋 セリア

が居る。
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