エピソードまとめ

□アレクサンドラ・フォン・ゾンネ
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ep.2 正義の免罪符
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「……じゃあ、おいら達は一旦、子ども達を近くの村に送るよ」

ヴィリーはアレクサンドラにそう告げる。

「頼む。私は犯人を追うが、その前に一つ確認しておく。ヤツは……お前達の知り合いか?」

ミュラー兄弟は2人とも頷いた。

「ああ。……認めたくねえけど間違いねえよ。……ルートヴィッヒ。路上生活時代の仲間だ」

「おいら達は元々三人でつるんでいたんだ。……けどあいつは腕っ節が弱かったから……おいら達だけが選ばれて……」

確か、街の住人で古くからの路上生活の子供達を知っている様子のおじさん達が、この2人は、軍にコネクションを作りたいが為に金持ちのミュラーに引き取られたと言っていた。軍に入れることが目的だったから、選ばれなかった。恵まれ無いことに腕っ節が強くないから……。

「俺達が迎えに行った頃には、路地裏から姿を消していたが……。まだ生きてたんだな。底辺の底辺を這いずって……」

「………そうか」

「……頼む、アレクサンドラ。筋違いな話かもしれないが……。俺達に代わって、あいつを止めてやってくれないか」

「……任せておけ」

アレクサンドラはオルバの頼みに力強く頷いた。

「さて……行くか」

改めて気合いを入れ、アレクサンドラは洞窟へ足を踏み入れるのだった。

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993Y.C. ジルドラ帝国 奇岩迷路バッハード

〔道中台詞〕
「ヤツはどちらへ行ったのだろうか?手当たり次第探すしかないか……」

〔第1の分かれ道 右〕
「こちらの道は……ここは獣の巣か。この洞窟……想像以上に骨が折れそうだな」

オタパプ、ジャフラの群れ討伐後。
「さあ先へ行こう」

〔第1の分かれ道 真ん中〕
ガルド入り樽のみ。台詞なし。

〔第1の分かれ道 左〕
「ひとまずこちらを進むか……。すぐに見つかるといいが……、かなり広そうな洞窟だ……」

「これは確かに、悪事を働く人間が身を隠すには、おあつらえ向きかもしれないな」


〔道中台詞〕
「そういえば、子どもの頃に読んだ絵本で、ここが舞台になっている話が、あった気もするが……。いや、今はそんなことを考えている場合ではない。一刻も早くヤツを見つけ出さなければ」

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〔道中台詞〕
「また分かれ道……どちらに進むべきか……」

〔第2の分かれ道 右〕
台詞なし。

〔第2の分かれ道 左〕
「ふむ……ここにヤツはいないか……」

〔第2の分かれ道 真ん中〕
「果たしてこの道は正しいのだろうか……。不安になってくるな……」


〔道中台詞〕
「すでに頭が混乱してきたが、どうやら先には進めているようだな。こんな場所に子どもが連れ去られたとすれば、さぞかし心細いだろうに……」

「違うな。連れ去られた時点で、心に傷を負っているはずだ。そのような悪行を許しておけるものか」

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〔道中台詞〕
「また分岐か……。奇岩迷路バッハード……。まさに名が体を表しているな……」

〔道中イベント〕
「ん…?穴ごとに風の流れが違う気がするぞ……。こちらの方に流れているようだが、こちらは流れていない……!……ひょっとするとこれは……。ここを突破するヒントになるかもしれないな」


〔第3の分かれ道 真ん中〕
「この先に犯人がいるといいのだが……」

獣の群れ。ジャフラ、リモザ
「む……いたのは獣だったか………。無駄な血を流させたい訳ではないがやむを得ん……」

獣討伐後。
「引き続き、探索を続けよう」


〔第3の分かれ道 左〕
「こちらの道はどうだろうか?雲に進むのは得策ではないかもしれないが、……行ってみるか」

洞穴
「ここは……通れそうだな……。罠などがないといいが……」

「これは……キツイな……。私ももっと体を絞るべきか……」

洞穴の先
「くっ……、行き止まりだったか……。一度戻るとしよう」


〔第3の分かれ道 右〕
「洞窟を外から見た様子では、だいぶ奥まで来ているとは思うのだが……。いや……、表に映るものが、すべてではないかもしれない。勝手な判断は止しておこう」

「この先に犯人が……、いや…、子どもだけでもいてくれるといいが………」


〔道中台詞〕
「本当にどこもかしこも入り組んでいるな……。戻ることすらできなくなってしまわぬよう、方向感覚だけは失わないようにしなければ……」

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〔道中台詞〕
「またか……。正面から突っ走れるような 作りなら良かったが、どうもこういった複雑なものは苦手だ……」


〔第4の分かれ道 左〕
台詞なし。行き止まり。


〔第4の分かれ道 右〕
「もはや自分がどこにいるのかさえ、わからなくなって来たが……信じて進むしかないか……」

洞穴
「この体勢はなかなか辛いものがあるな……。早く抜けよう……」

洞穴を抜けた先。
「駄目だ……ヤツの姿はない……」

岩壁の間
「子どもならすんなり通れそうな場所だが……、これは犯人も進みにくいだろうに………」


〔第4の分かれ道 真ん中〕
「洞窟の形状を相手が完全に把握していたとしたら、こちらにとってはかなり分が悪い。突然襲われる可能性も考慮し慎重に進むとしよう……」


〔道中台詞〕
「先ほどの一件で、おおかたの子どもは保護できたように思えるが……。ヤツが言っていた"お嬢様"……。恐らくオルバが言っていたのと同じ子だとは思うが、もしその子がこの奥にいるなら……。合流される前に犯人を捕らえねば、また人質にされてしまうな」

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〔道中台詞〕
「またしてもこれか……。いい加減頭が追いつかなくなっているが、仕方ない……。この際とことん付き合ってやろう」

〔第5の分かれ道 真ん中〕
ガルド入り樽のみ。セリフなし。

〔第5の分かれ道 右〕
「……いないな。引き返すとするか」


〔第5の分かれ道 左〕
「ん……? 風の流れの強さが変わったな……。どこかに繋がっているのだろうか?」

「いた……!ついに見つけたぞ!」
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