エピソードまとめ

□レオ・フルカード
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ep.2 気高き者
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〔エピローグ〕

夕陽に照らされながら、幼きレオは祖母アデールに手を引かれて歩いていく。

「じゃあ、もしレオが、その伝説の剣を手にしたら、どうしたかったんだい?」

「え?」

「英雄とともに戦うのかい?魔王軍に渡すのかい?それとも……」

「えっとねえ……そういう時、ぼくなら……」

あの日のレオの答えは……。



「すてちゃうかな!伝説のけん!ぽいって!」

笑顔でそう答えたレオに、アデールは驚いたような顔をした。

「おばあちゃん?」

「かっかっか!そりゃいいねえ!」

「ど、どうしてわらうのお!」

「あっはっはっは!悪い悪い」

そう言ってまだ少しアデールは笑っている。

「そうだ、レオや。今日の夕飯はなにが食べたい?なんでも好きな物を作ってやるよ」

「え!ホントに?じゃあ、えっとね……えっとね……」

そう言いながら二人は帰路に着いたのだった。





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〔次回予告〕
次回、テイルズオブルミナリア
エピソード レオ

ep.3 ボーダーライン

気高さの正解なんてわからない。
それでも、俺は……!
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