微2

□チュウタツの馬鹿めが☆レディオ
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(♪BGM・五丈原のテーマ)




「ふはははは!1カ月間渇望しておいでだったかな、リスナーの諸君…。今宵も『チュウタツの馬鹿めが☆レディオ』を前にひれ伏すがよい!」





☆『チュウタツの馬鹿めが☆レディオ』☆





「ふん、…では最初の竹簡から始めよう。呉郡建業の、P.N【アイドルりっくん】から…。」


『チュウタツ先生、昇格試験の勉強の傍ら、いつも楽しく聞いています。
年明け1月の試験まであと1ヶ月、ラストスパートの所ですが、楽しい行事に楽しいテレビが目時通しで、
ついついサボッてしまいそうです…。そこで、チュウタツ先生に一喝入れて頂きたく思います。』


「成る程…、この鬼才の私に肖っての事か、なかなか見込みがある。
勤勉も大事だが、試験当日に風邪を引けば努力は水の泡だ。身体の管理も怠るな。…では、」

馬鹿めが!!馬鹿めが!!馬鹿めが!!‥」(←エコー)

「これで宜しいかな?アイドルりっくんよ…、では、次の竹簡だ。蜀郡成都のP.N【美髭公】から。」


『曹魏のチュウタツ殿にお尋ね致したく、竹簡をお送り致した所存。筆不精の拙い文、お許し願いたい。
拙者は過去に曹魏に客将として滞在し、曹操殿には頭も上がらぬ程に世話になり申した。
そして、滞在中に2人の友が出来た。質問は、その1人である、ある武将についての事で御座る。
貫禄を得た諸将は皆、髭を蓄えてある中で、何故、彼は髭を生やさぬのか…、疑問でなりませぬ。
チュウタツ殿は、訳をご存知でありましょうか?』


「…P.Nもだが、内容でも正体がバレバレであるぞ、美髭公。…さて、美髭公が指すその武将と私は随分と親睦があってな、
その疑問に答えて遣るとしよう…。確と聞くがよい。かの将軍は…」

『パ●パンで在られるのだ』

「ふふ…、聞き取れたかな?…因みに誰彼安易に意味を聞く物では無いからな。それだけは心せよ。
では、次の竹簡、許昌のP.N【タコ八テンテン】から。」


『何でそんなウザイ髪生やしてるんでぇ』


「ふん、負け犬の遠吠えが。しかし考えてみよ、貴殿が私のような髪を生やしてみたとする。
泣きながら貴殿に突っ張りしたくるおデブと泣きながら木琴のバチで貴殿の頭を叩きたくる殿の姿が安易に想像出来る。
2人と我々の為にも、血迷っても髪を伸ばすでない。よいな?
そして私からも質問だが、貴殿の頭は剃っているのか元々か、余りの眩しさに私は正直驚いている。
…では、次、蜀郡成都のP.N【天然水の麒麟児】から。」


『いつも楽しく、そして故郷を懐かしく思い出しながら聞いています。
私は魏から蜀に転職し、諸葛亮先生の下、働いています。私も何れは諸葛亮先生やチュウタツ殿と肩を並べる軍師になりたく、
日夜勤勉に励んでいるのですが、才を伸ばせる秘訣などあるのでしょうか? 諸葛亮先生と唯一肩を並べておいでのチュウタツ殿に、
是非、秘訣を伝授して下されば幸いです!』


「…髭に続いてバレバレだぞ、麒麟児。そして『肩を並べる』では無く、『越える』である。そこを間違えるで無い。
さて、秘訣との事だが、悪いが私の才は生まれ持っての物でな、残念ながら貴殿に授ける秘訣など無い。
そもそも貴殿が私の居ぬ間に転職したのが間違いだったな。遅くは無い、此方に戻れば私だけで無く才ある先輩諸将から、
知も武も育んで貰えるであろう。因みに帰省の際は貴殿の上司達の弱点データを持ち寄る事必須だ。…分かったな?
では次、同じく蜀郡成都のP.N【シャッ、シャッ、ホウッ!】から」


『毎月楽しみに聞かせて頂いています。深夜という時間もあり、妻の目を盗んでチュウタツ殿のお声を聞きながら愚息を慰めるのが、
1カ月の中で最もの楽しみとさせて頂いています。チュウタツ殿のお声はいつ聞いても艶があり、何とも妖しく官能的ですね。
私の愚息は貴方のお声でビンビンです。これからもチュウタツ殿のお声で抜き続けていきます。いよいよ冬本番、風邪等召されぬよう、どうぞご自愛下さい。』


粕n鹿めが!!!!;そして弟子と言い正体バレバレだ諸葛亮っ!;
…いっそ貴様の妻にその姿を目撃されればいい。」





…さて、この竹簡は燃やすとして、今週の『チュウタツの馬鹿めが☆レディオ』はここまでだ。
1カ月、この時間まで渇望し悶えて過ごすがいい。ふはははは…!!
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