微1

□行楽日和
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黙々とお握りを握る半蔵さん。(割烹着)





「クク、半蔵…、外出か…? (匂いに釣られ見参)」

「…去ね(無視)」

「クク、(めげない)握り飯か…、どれ、我にも」

「滅!(シャモジで甲叩き)」

「クク…、おイタは滅!、か… (甲さすさす)」

「触るな…、箘、付着」

「クク…(凹)、手を洗えば良いのだな…?」

「…爪も(黙々握り)」

「クク…、洗面所へ行かん…(バサッ!/消)」








一分後。








「洗うて来た…(バサッ!/戻)」

「…(横目でチェック)」

「厳しやの…(チョッピリドキドキ)」

「…よし、(黙々握り)」

「クク、(嬉しい)…では、一つ貰おう…(摘み)」

「…(黙々握り)」

「…(モグモグ)」

「…(黙々握り)」

「…美味ぞよ、流石半蔵…(モゴモゴ)」

「…(黙々握り)」

「そんなに沢山、狸や大鹿と出掛けるか…?(もう一個摘み)」

「…でなければ、こんなに握らん(黙々握り)」

「クク、狸が鷹狩りとな、面白い…(モグモグ)」

「…(黙々荷造り)」

「…半蔵も伴するのか…?(ペッ!←ウメボシの種)」

「…当然(黙々荷造り)」

「行楽、か…(テキパキ片付ける姿見詰め)」

「…、(握り飯しこたま詰めた風呂敷抱えコタ凝視)」

「…、(何凝視する?)」

「…、(凝視)」

「クク、何を睨む…?」

「…貴様は行かんのか?」

「…?、我も、か…?(チョッピリ驚き)」

「…行かんならソコに居れ…(スタスタ)」

「クク、素直に無い…(ウキウキ)」

「…(黙々歩き)」

「クク…(ウキウキ)」










本日晴天也。














お昼は山の麓でみんなでお握り食べました。
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