@たんぺん@
□サンジの辛
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『サーンジ♪』
サ「どうしたんだい??」
『お腹空いちゃった♪』
キッチンへとやって来たのはなぅ。なぅにはエースって結婚を約束した相手がいる。それでも今は麦わらの一味として、俺はなぅの事を守っていく立場にある。なぅは天使の実を食った能力者で、キスをされた相手には逆らえなくなるという謎のルールがある。エースがいない間、なぅは俺を相手に選んでくれた。そこまでは仲間としてやれない事もないんだが…
『サンジのご飯美味しっ♪サンジ大好きー!!!』
サ「それは良かった!デザートもいるかい??」
『あるの?!ちょーだいっ!!』
そんな可愛い笑顔で言われたら、元から惚れてる俺には毒でしかない。本当になぅちゃんは素直で可愛過ぎて困ってしまう。
サ「なぅちゃん?今からデートしないかい?」
『デート??お買い物するの?』
サ「そうだよ!食糧とかこの前割れたお皿の替えとか見にいくんだけど、一緒にどうかな?」
『行くっ♪』
なぅちゃんは楽しそうにデート、デートとはしゃいでいる。そんな姿も俺には天使にしか見えない。
『何着て行こうかな〜??』
サ「ちょっと露出が多いのがいいな♪」
『ナミの服って事ー??』
サ「そんな感じか俺は好きだよ?」
『ナミのところ行ってくる!ごちそうさまでした♪』
なぅちゃんはキッチンを飛び出して行ってしまった。俺はなぅちゃんの食べた食器を片して、外に出てタバコに火をつけた。
サ「ふぅ〜……俺も告白でもするかな…」
ゾ「やめとけ」
独り言にまさかの返事が返ってきたサンジは驚いて声がする方を見ると嫌いなミドリ頭が目に入った。
サ「オメーには言われたくねぇな!クソマリモ!!」
ゾ「そりゃー悪かったな、エロコック!」
2人は今日も楽しく喧嘩が始まりました。なぅが着替えて出てくるまで喧嘩は続いていた。
『何してんの〜!!喧嘩はダメだよ?!』
間に入ってきたなぅの姿はいつもの様な服装ではなく、ナミの露出が多い服だった。黄色のチューブトップに黒の超短パンで白のロング透けシャツを着ていた。髪の毛もトップにまとめてお団子にしていた。そしていつもよりヒールの高いサンダルを履いてクルッと回って見せた。
『お待たせ、サンジ!!こんな感じでどうかな???』
サ「素敵です、マイプリンセス」
ゾ「マゴにも衣装だな」
なぅはゾロを無視してサンジの手を取って船から飛び降りた。