@たんぺん@

□デート??
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『エース!!次の島で買い物したいっ!』





そんななぅの一言から始まった。朝早くからエースの部屋へ行き大声でエースを起こす。時刻は午前6時。






エ「…んー……zzz…」






寝ぼけているエースに怒ってベッドに飛び乗った。そしてブンブンとエースを揺らして起こそうとするが起きる気配は全くない。







『起きないならマルコと行くからっ!!!』






エースはゆっくりと起き上がり背伸びをする。そこにはすでになぅの姿はなかった。エースは状況を理解するとベッドから降り、扉の方へと歩いていく。






エ「誰と行くって??」







扉の向こうに話しかけるとなぅが扉を少しだけ開けた。







『エースと行く……』






下を向いて反省しているなぅを見て、エースは満足そうに笑うと腕を引き寄せ抱きしめた。






エ「マルコは絶対にダメ」







『ごめんなさいっ!だって起きないんだもん…』






エ「朝が早すぎるんだよ…」







そんなこんな言いながらエースはなぅの手を取り朝食を食べるため2人で食堂へと向かった。食堂にはコックが慌ただしく朝食を作っている最中だった。






サ「おはよう!今日も綺麗ななぅ!!!」






『おはよーっ♪お腹すいたよーサッチー』






サ「まだ出来てねぇんだ!悪いなっ!」






『待つ!』






エ「待たねぇよ!!なぅ行くぞっ!」





サ「あぁぁぁ!!俺の癒しがっ!!!」






エースはなぅを抱えて食堂を後にした。サッチは悲しそうに膝をつきなぅ達を見送った。エースは甲板に出てそこにいた航海士に島の方角を聞きストライカーに飛び乗った。






エ「なぅと出かけてくっから!」






そう声をかけて、ストライカーを進めていく。まるで誘拐犯のようにモビー号から去って行った。島が見えてきたのを、なぅが確認し急いで向かう。モビーを出て1時間程で島へとたどり着いた。






エ「とにかく飯屋だ!!』







『りょーかいでありますっ!!』






2人は早朝の島で店を探すが開いている店はなかった。諦めかけるとパンの焼ける匂いに誘われるように2人で歩いていく。向かった先には店はなく、海賊船が一隻停泊していた。その船には麦わら帽子のドクロが掲げられていた。







『サニー号!!!』







なぅは翼を広げて飛び上がると甲板に小さいモフモフを見つけて飛びついた。







『チョッパーっ!!!』







チ「なぅっ!!久しぶりだなっ!!元気だったかっ!!」







『うん!!お兄もいるのっ?!』







チ「ロビンと昨日から街に泊まってるみたいだぞっ?!」







なぅは嬉しそうに話をしているとヒョイっと首を持たれてしまった。そこには少し機嫌の悪そうなエースの姿があった。







エ「そいつも男だっ!簡単に抱きしめたりすんな!!」






『えぇーっ!!』
チ「えぇーっ!!!」






2人で同じ顔をして驚いてしまった。まさか、トナカイのチョッパーにヤキモチを焼くとは思ってなかった。とりあえず抱きしめているチョッパーを解放する。するとサンジが目をハートにしながらなぅの元へとやってきた。それもちゃんとパンとお茶を用意してきていた。なぅはありがたくもらい、笑顔でお礼をとサンジは気絶してしまった。チョッパーが、部屋の中へと連れて行った。エースにも分けて美味しいパンを頬張る。







『美味しいなぁ〜サンジのご飯っ♪久しぶりに食べたーww』






エ「俺だって作れる!!」







『じゃあ今度はエースの手作りご飯食べたいっ‼』







エ「わかった!だけど俺だってなぅの手料理食いてぇ!!」







『あたしよりお兄が作った方が美味しいよ?笑 でも頑張って作ってみるねっ!!あぁ!!!ちょっと待っててくれる??』






エースはパンを頬張りながらなぅがキッチンへと入っていくのを見ていた。
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