@めいん@
□7 ココヤシ村
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ナミとなぅは船を見つからない場所へ止めた。なぅはナミに話すか迷っていた事がある。それは自分の正体が人魚である事。こちらの世界に来た時、なぅは人魚の姿になっていた。アーロンの元へと行くのならばナミには話しておいた方がいいのか迷っていた。
ナ「なんか元気ないわね?大丈夫??」
ナミはなぅの事を心配していた。どちらの選択が正しいのかわからないなぅは考えた。そして賭けに出ることにした。
《エンジェルジャッジメント》
そう唱えるとなんとなく言ったほうが良いような気がしてきた。
『あっ…あのね!!』
なぅは大きく深呼吸をしてナミに話す前に海へと飛び込んだ。ナミは悪魔の能力者であるなぅが飛び込んだ事に驚き、慌てて海へと飛び込んだ。海の中でなぅの姿を見て、ナミは目を丸くした。
『ナミさんにに言っておかなきゃって考えてたの、あたしの正体を。こっちの世界に来る前は人間で歩けなかったって言ったの覚えてる?こっちの世界に来た時、何故か人魚になってたんだよね…黙っててごめんなさい。でもアーロンと関わりがあるわけじゃないから!信じて!!!』
ナミは海の中でなぅの話を聞き、陸へとあがった。そしてなぅも能力を発動して、陸へとあがる。ナミはなぅに背を向けたまま立っていた。
『ナミさん…怒ったよね……黙ってて本当にごめんなさい…』
なぅが俯くとナミは近寄って抱きしめた。
ナ「バカねなぅは。魚人は嫌いだけど、なぅは友達でしょ?話してくれてありがとっ♪それに呼び捨てでいいわよ(笑)」
ナミは笑顔でなぅに話してくれた。なぅも嬉しくてナミに抱きついた。2人は手を握ってなぅを支えて歩き始めた。
『ナミ、あたし飛べるから大丈夫だょ?歩いてもすぐこけるし疲れるし(笑)』
ナ「練習しなさいっ!」
ナミに怒られるとなぅは言う事を聞いてしまう。
ナ「私の家まで練習ね?アーロンのところで変に能力使わない方がいいでしょ?」
『いや、アーロンのところでは人魚になろうと思ってる。そっちの方がナミさんも良くないかな??』
ナミは悩んでいたが同胞には優しくするアーロンの事を考えると人魚の方がいいと結論を出した。2人はゆっくりと歩いてナミの家があるミカン畑へと向かった。
『ベルメールさんのお墓に寄って行きたいって言ったら怒る??』
ナ「本当に何でも知ってるのね。いいわよ、寄っていきましょう。」
なぅはお墓は着くと手を合わせる。心の中で「ナミを助けてくれてありがとう」っとお礼を言った。