@めいん@
□2 コビーとルフィとの出会い
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島に着くとなぅは砂浜に降り砂を踏みしめる。歩いた事のないなぅは砂浜でゆぅの助けを借りて歩く練習を始めた。ゆぅはなぅの手を取り1歩ずつ歩くなぅを優しく見守っていた。
『歩くって難しいね〜…ちょっと疲れちゃった…』
『初めてだからな。でも少しずつ歩けているから頑張ろう。俺も協力するから』
ゆぅはそう言ってなぅの頭を軽く叩いた。なんだかんだ言っても優しい兄である。休憩している間になぅのお腹が鳴りゆぅは食糧調達の為に森の中へと入って行く。
『お兄〜お肉が食べたーい♪』
ゆぅは片手を上げながら森の中へと消えていった。待っている間、なぅは翼を出して飛んでみたり自分の能力を確かめることにした。
『これって天使っぽいからエンジェルほにゃらら〜って名前にしよっ♪・・・その前に天使って何ができるんだろう??』
なぅは頭がパンクしそうになり、とりあえず歌を歌ってみる。なぅは運動をすることができなかったので絵を描いたり歌を歌うことが大好きだった。一通り歌い終わると再び天使のことを考え始める。
『天使と言ったら〜・・・お祈りか!!よし祈ってみよう♪』
なぅは胸の前に両手を組み静かに目を閉じた。
《お兄がお肉とってきてくれますように〜!!!そして歩くことがうまくなりますように〜!!!うーん・・・疲れが取れますように〜!!!》
するとなぅの体が輝きだし疲れが取れていく。なぅも違和感を感じて目を開いた。
『何コレ!?疲れが取れちゃった!!もしかして悪魔の実の能力かな?!』
喜んでいるとゆぅが森からワニを持って帰ってきた。なぅはもう一つの祈りも届いたことに大喜びしていた。