@めいん@

□10 ウイスキーピーク
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メリー号には大量の雪が積もっていた。ルフィとウソップは元気よく走りまわって遊んでいる。若干死にかけている人もいた。ゆぅは毛布に包まれて震えていた。






『さみぃ…』






なぅがゆぅに温まる飲み物をサンジからもらい、運んできた。






9「ちゃんと航路は取ってるのかい?」







ミスター9が震えながら聞いてきた。







ナ「さっき確認したもの、大丈夫…あぁ!!!」








『どしたの?!』







ナ「反対っ!!逆に進んでるっ!」






ナミの声になぅは慌てて航路を取り始めた。







ウェ「グランドラインに遊ばれているわね…」






ナ「文句言うなら働けっ!!!」






ミス・ウェンズデーも毛布に包まって震えていた。ナミの声に慌ててゾロ以外の全員が動き出す。ゾロは寝ており起きる気配が無い。しばらくすると季候が落ち着いて島が薄っすらと見え始めた。





ナ「グランドラインの海の恐ろしさがわかったわ!私の航海術を持っても難しい!!けど見て、1本目の航海が終わった!!」






ル「島が見えたのか?!おー!!!島が見えたぞー!!!」







『やっと終わるー!!!』






みんなが疲れ果てて喜んでいるとゾロが起き、ナミに怒られていた。






『ゾロ、俺も殴らせて』





ゆぅにもゾロは訳がわからずに殴られていた。なぅが慌てて説明すると、ゾロは頭を触りながら謝ってきた。






ゾ「悪かったな…」






『次は寝ちゃダメだよ??』





ゾ「なぅに言われると眠れねぇな。次は寝ねぇよ」






サ「クソマリモ!!なぅちゃんに惚れてんじゃねぇよ!!!」






ゾ「ほ、惚れてねぇよ!」






ゾロとサンジが仲良く言い合っているのを見てなぅは満足そうに立ち去っていった。そしてゆぅがいる見張り台に行った。






『ねぇ、お兄?どうするの??』







『ん?』







『この島で…会えるでしょ?』






ゆぅはなぅをしばらくの間見つめた。そして考え込む様に下を向き組んでいる手を見つめた。






『あたし、大丈夫だから行っておいでよ!!好きなんでしょ?!守ってあげなきゃね〜!!』







なぅは今までにない笑顔でゆぅを見た。この世界に来てなぅは心が強くなっていた。ゆぅがいなくても平気だと1人でもやって行けると伝えた。






『ふっ…なぅが良いんなら行く』






ゆぅは軽く笑って答えてくれた。なぅも満足そうに笑い島に着くまでゆぅに甘える事にした。
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