短編(ブック)

□恋のキューピット
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ロシナンテとローのお話。

それは二人でドフラミンゴから離れて
半年の間の話。

ロー「なァ」
コラ「ん?」
ロー「写真のやつってさ」
コラ「? あー! アリアのことか?」
ロー「ああ………どんなやつなんだ
 おれみたいなやつの心配してるって言ってただろ」
コラ「………とっても優しい子だよ
 かわいい笑顔で笑ってくれて
 花が好きで 人の好き嫌いがはっきりしてて
 勉強も運動も手当も なんでもできるすごいやつだ!」
ロー「………9歳くらいのやつに対する評価じゃねェ」
コラ「ん〜〜………ほらおれドジだっただろ?」
ロー「過去形にすんな 今もだろ」
コラ「ケガが絶えなくて それで
 手当くらいできるようになりたいって
 勉強始めたんだよ それが今では
 包帯もキレイに巻けて
 手当もしっかりできる すごいだろ!!」
ロー「なんでコラさんが誇らしげなんだよ」
コラ「でもな………アリアは心が弱いんだよ」
ロー「?」

笑顔で話していたロシナンテの顔が曇る。
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