短編(ブック)

□デートは大事 前編
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サニー号はとある島でポーラタング号を待っていた。

ルフィ「なァ まだかー?」
ナミ「連絡あったのはついさっき
 まだ一時間かかるって言われたわ」
ロビン「でも突然合流だなんてどうしたのかしら?」
ウソ「なんでもあっちがアリアの手を借りたいんだと」
ナミ「ハッハ〜ン 成程」
『なに 見ないでちょうだい』
ロビン「かわいいわね」
『なに! 別になにもないでしょ!?
 足りない薬の調達、書物の調達を手伝うだけよ』
フラン「おこちゃまだな〜」
『は?』
フラン「そう怒るなって
 いいか? 大人になってそんなので呼び出さねェよ
 そんなのついでだついで!」
ブルック「ヨホホ 私もそう思いますよ
 ちょうど近くに医学者が訪れる島「ホスピタル島」があって
 前回お会いしたのも随分前 という事は
 それらはついでです
 あちらはアリアさんに会いたいのだと思いますよ?」
『………』
ルフィ「でーとか?」
『!!?』
ナミ「あら よく知ってたわね」
ルフィ「サボがよく言ってた」
ロビン「何て?」
ルフィ「んーと……付き合うと「でーと」をしないといけないんだって!!」
『………マセた子達……』
サンジ「男は女性を喜ばせたい時にデートに誘うものだ
 って本に書いてあった事があったよ それは本当かもしれないよ」
ゾロ「くっさ」
サンジ「このクソマリモォ〜〜!!」
ナミ「はいはい! ケンカしない!!」
ウソ「トラ男達はアリア大好きだからな」
チョッパ「会えばずっと離れないもんな」
ウソ「なー」
『…………』
ナミ「で?」
『?』
ナミ「その格好で行くんじゃないでしょ?」
『え? だって買い物でしょ?
 動きやすく……』
ロビン「あら 似合う服がクローゼットに仕舞われたままなの
 思い出しちゃったんだけれど」
ナミ「んふふ ルフィ!
 船が来たら呼びなさい!!」
ロビン「さァ いくわよ」
『え!? ちょ……っ 離して〜〜〜!!!』
ウソ「女って怖いな」
フラン「ああ」

ロビンの腕に掴まったアリアは
突然の事に抜け出せることも忘れて
部屋へと連行されてしまった。
ナミとロビンの顔は笑っていた。
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