長編(ブック)

□第三十七話
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イトミ「勝者!!! 
  キューティワゴン号!!!」


気が付いたら勝敗が決まっていた―…。


イトミ「デービーバックファイト
  一回戦「ドーナツレース」を制したのは!!
  我らがアイドル ポルチェちゃ〜〜〜ん!!!」


何が起きたのかわからなかった。

私達は開いた口がふさがらなかった。


勝ってたと思ってた……。

それが急に勝敗が入れ替わったのだ―…。


ナミ達は息を切らしていた。


ルフィ「おい お前ら〜〜〜!!」


フォクシ「ホイホイホイホイ
   フェッフェッフェ〜〜〜!!
   さァ〜〜〜〜〜〜差しだして貰うぞ
   おめェらの仲間を 一人よォ〜〜〜〜〜〜う!!」


サンジ「……おい!! ちょっと待て!!
   今何しやがったんだ!!
   勝ってたじゃねェか…!!
   ……寸前まで……」

「寸前までな!!」

「ぶはははは!!」

サンジ「ナミさん………!!?」

ルフィ「おい!!
  ウソップ ナミ ロビン!!
  どうしたんだ!!」

チョッパ「大丈夫か?!」

ナミ「………何がどうなったのか」

ウソ「おい…!!
  おれ達ァ 敗けたのか!!!?」

『ええ…信じ難いけど…』

ルフィ「勝ったと思ったら 
  お前ら急にノロくなって…!!
  抜かれちまったぞ!!?」

ナミ「――ええ 勝ったと思った瞬間…
  あの男の手から光を浴びて…
  体の自由を奪われた……――
  というより 私達とその周りの全ての動きが
  ………遅くなった 船も 波も……」

ウソ「全て元通りなった時にはもう…敵はゴールに…」

チョッパ「ケガはないのか? みんな!!」

ルフィ「あいつら何したんだ!!?」

『……腹立たしい事この上なしね…』


壇上ではポルチェが祝杯を挙げていた。
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