長編(ブック)

□第十八話
1ページ/10ページ

ショウジョウ海賊団から何とか逃げ切って 

向こうからの攻撃で傷ついた船を修理しながら先を急ぐ。


ウソ「まったく あのオランウータンめっ!!!
  船をさらに破壊してくれやがってよォ!!」

ゾロ「気が付きゃ いつの間にかボロボロだな
  この船も……かえ時か?」

ウソ「勝手な事言ってんじゃねェぞ
  てめェまで!!!」

ルフィ「文句言っても仕方ねェよ ウソップ!!
   G・M号もおれ達の大切な仲間なんだ
   頑張っておれ達でよ!
   直してやろうぜ!!」

ウソ「ルフィ…!! おめェって奴ァ………」

バキッ!

ルフィ「あ」

『ルフィ……』

ウソ「てめ――――!!!」


最早ルフィは直しているのか壊しているのかわからない…。


それからすぐに―


ロビン「着いたわ 地図の場所」

ナミ「ここに例の……何だっけ?」

ロビン「モンブラン・クリケット」

ナミ「―――その夢を語る男が住んでるのね?」

「「す……すげェ!!!!」」


私達の目の前には……大きなお城があった。

見た目金持ちそうな家の様に見えるが……。


『これは……さすがに…』

サンジ「夢見る男ねェ……
   少なくとも見栄っ張りではある様だな」

チョッパ「? 何が??」


船から降りて横からその家を見ると―


ルフィ「げ ただの板!!?」

ウソ「なに―――っ!!!?」

ゾロ「当の家は半分だけ…… 
  あとはベニヤ造りだ」

サンジ「ずいぶんとケチな男らしいな……」

『変な家の造りね……』

ナミ「一体 どんな夢を語って町を追われたの?」

ロビン「詳しくはわからないけど……
   このジャヤという島には
   莫大な黄金が眠っていると言ってるらしいわ」

ウソ「黄金!!?」

『この島に?』

ナミ「どっかの海賊の埋蔵金かなにか!?」

ロビン「さァ……どうかしら」

ナミ「掘るのよチョッパー!!
 “金”が出るわ!!」

チョッパ「え!? 掘ったら出るのか!?」

『んなバカな……』

サンジ「こんな辺境に一人暮らしかァ……」

ルフィ「こんにちわ―――!!
  おじゃまします!!」

ウソ「おめェはイキナリかよ!!」


皆思い思いの行動をとり始める。

ルフィはその男の家に入るが―


ルフィ「ん? 誰もいねェな……
  こんにちわ―――!!」

ウソ「ばか 待てって ヤベェ奴だったらどうすんだ!!」


どうやら男は留守の様だ。
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ