長編(ブック)

□第十六話
1ページ/11ページ

メリー号の上。

ビビとの別れを終えて 

海軍船から逃げ切ったころ―…。


ナミを始め、チョッパー、サンジ、ルフィにウソップがめそめそと泣いていた。


「「「「「さみし――――……」」」」」


ゾロ「めそめそすんな!! 
  そんなに別れたくなきゃ
  力づくで連れてくりゃよかったんだ」

チョッパ「うわあ 野蛮人……」

ナミ「最低……」

サンジ「マリモ……」

ルフィ「三刀流……」

ウソ「待てルフィ 三刀流は悪口じゃねェぞ」

ルフィ「四刀流……」

ウソ「増えてどうすんだよ!!
  ……いいか ナットウあるだろ
  ナットウにお前腐ってるとか言ってもよ」

ゾロ「わかったよ好きなだけ泣いてろ」


「……やっと島を出たみたいね……ご苦労様」

ゾロ「ああ………?……?? アリア?」

『んー? なーに?』

ゾロ「上にいやがる……じゃぁ……」


「「「「「「!!!?」」」」」」


先ほどから展望台で追ってがいないか

確認してから下の様子を見ていた。

そこにはクロコダイルのもとにいたニコ・ロビンが船に乗っていた。


ゾロ「組織の仇討ちか!!? 
  相手になるぞ……」

ナミ「何であんたがここにいんのよ!!!」

サンジ「キレーなお姉サマ〜〜っ♡」

ウソ「敵襲〜〜!! 敵襲〜〜っ!!」

『よっと……あらま』

チョッパ「ああああああっ  誰っ」


展望台から降りてロビンを見ていると
 
足元から勢いよくよじ登ってきたチョッパーを抱きしめる。

ナミとゾロは武器を構える。


ルフィ「あ!……何だ お前じゃねェか!!
  生きてたのか」

ロビン「そういう物騒なもの私に向けないで
   ――って前にも言ったわよね?」

ゾロ「うわ!! 手!!?」

ナミ「あっ」


ロビンの能力で武器を掃われる。


ナミ「あんた いつからこの船に」

ロビン「ずっとよ――
   下の部屋で読書したりシャワー浴びたり
   これあなたの服でしょ? 借りてるわ」


ナミに方を向いて声をかける。


ナミ「何のつもりよB・W!!」

ロビン「モンキー・D・ルフィ」

ルフィ「ん?!」

ロビン「―――あなた 私に何をしたか……
   忘れてはいないわよね…?」


椅子を用意しながらルフィに問いかける。


ルフィ「?」

サンジ「な…ナニって 
   おいルフィ てめェ 
   キレーなお姉さんにナニしやがったんだオォ!!?」

ウソ「速やかに船を降りナサーイ」


ウソップはマストの陰から拡声器を使って出ていくよう促す。


ルフィ「おい お前!! ウソつくな!!
  おれはなんもしてねェぞ!!」

ロビン「いいえ 耐え難い仕打ちを受けました
   責任……とってね」

チョッパ「? ? 
   あれは…誰で……何なんだ!?」

『シー……見ていましょう』

チョッパ「?」


チョッパーは何が何だかわかっておらず 

頭を抱えている。


ウソ「出てゆきなサーイ
  海軍を呼ぶゾーー!!」

『海軍を呼んで危ないのは私達も一緒よ
 ウソップ』

ウソ「!!!」


ルフィ「意味わかんねェ奴だな
  どうしろっていうんだよ」

ロビン「私を仲間に入れて」

ルフィ「は!!?」

「「「…………!!」」」

チョッパ「??」

『フフッ』


みんな驚きのあまり感情がバラバラだ。
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ