長編(ブック)
□第二話
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あれから10年…。
5年前にフーシャ村の裏にある
コルボ山に”弟達”を残して故郷を出た。
生傷の絶えなかった弟達のために
医療を少し学んだ。
その時薬学に興味を持ち
山に生えている薬になる草を積んでは
薬を作ったりしていた。
それを学ぶにもコルボ山では学びきれないと思い
まだ見ぬ海へ船を進めた。
小舟ではなかなか進むのに時間がかかるため
島に着くたびに客船などに乗り換えて旅をした。
その時に知識として
海賊や海軍、王下七武海、四皇を調べ上げた。
膨大な量の資料に嫌気がさしたのは言うまでもない…。
いつの日か役に立つことを信じてあきらめなかった。
身を守るすべも弟達との鍛錬の後
いろんなところで賞金首を狩りまくったことで身に着けた。
その時の産物で”海には潜れなくなった”けれど…
後悔はしていない。
強くなるために…。
そして3年前とある島に滞在していたとき
島の現状が気になった事と
裏にある大きな山に興味を持ち
そこを拠点にしようと決めて 早3年―…。