長編3(ブック)

□第二百六十話
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大きな盃を渡されたルフィだったが

ルフィ「これはおれ飲まねェ!!」
「「「え…………!!」」」
ルフィ「あんま酒好きじゃねェし……」
バルト「いや 味の問題じゃねぐて!!
 ——あんたたづ!!
 この先この事件をきっかけに“大物達”から命を狙われるべ
 ——その事件に救われたのはおれたづで……!!」
ルフィ「だけどよ これ飲んじまったらおれは
 この大船団の“大船長”になっちまうだろ?」
バルト「んだべ 総勢5千6百名の子分がいりゃ
 晴れて“大海賊”の仲間入りだべ!!
 ルフィ先輩はいずれ海賊王になられるお人っ!!
 世界をとるにゃあこれでも戦力は少ねェくれェだべ!!
ゾロ「やめとけ そういうのはコイツにゃムリだ」
「「「!?」」」
『ええ その通りね
 絶対曲げないわよ?』
ゾロ「その酒 ジョッキに次直せ
 おれが飲む」
バルト「だがら味を楽しむ会じゃねぐてですね!!」
オオ「なぜだ“麦わら”!!
 これだけの兵力の何が不服なんだ!?
 どんなに強い奴でも“数”という力には敵わぬ!!
 お前にも必要な時が来る筈だ!!」

これにルフィは

ルフィ「窮屈」
「「「「えええ〜〜〜〜〜〜!!?
 スゲーイヤそう〜〜〜〜〜〜!!!」」」」
ルフィ「それより 奥でもしかして宴の準備してねェか?」
「「「興味がメシに移った!!」」」
キャベ「フザけるな“麦わら”!!
 先輩でスターのぼくが!!
 傘下に入ってやると言ってるんだ!!
 なァ アリア!!」
『聞いてないから 上からなのなんか腹立つ』
イデオ「シメ上げて飲ませよう」
サイ「てめェ子分の強さナメてんな!? 恩人のクセに!!」
ウソ「ガラ悪すぎだろ 子分だとしたら!!」
ルフィ「だからよ!! おれは“海賊王”になるんだよ!!
 偉くなりてェわけじゃねェ!!」
「「「!!? ??」」」
ロー「……………オイ 何言ってんだ? コイツ………」
『気にしなくていいわよ ゾロ美味しい?』
ゾロ「わりといい酒だ……」
ウソ「コップでのめ!! 行儀の悪ィな」
ロビン「うふふ」
フラン「お! どれどれ」
『私も飲みたい!』

自由な麦わらの一味に
戸惑うバルトロメオ達。
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