長編3(ブック)

□第二百二十一話
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コロシアム会場地下

ここに敗北した選手たちが落とされていた。

「ぐわ!!」

サイ「おーおー……次から次へと降ってくる……!!」

ケリー「……………ウゥ〜〜〜……」

イデオ「ハァ…ハァ…」

ブー「あ…じいちゃん!! アニィも!!!
 ウッ くせェ ゲホゲホ!!
 ここは何なんだ!!? オモチャとゴミの山!!?」
サイ「来たなブー……おれ達が聞きてェよ……!!
 そこ開けてやれ 次が落ちて来る」
ブー「!?」

「……国の地下にこんなに巨大なスクラップ場が……」

仮面の男は周りを見渡していた。
それを見ていたのはドレスローザ軍隊長 タンク・レバントだった。

タンク「人違いなら……!! 失礼……」
「!?」
タンク「薄々感じておりました……あんた……いえ……
 あなたは………!!」
「…………」
タンク「リク王では……ありませんか……!?」

その場にいた者が全員仮面の男を見た。

アブ「リク王!? ばかな……死んだんじゃねェのか……!?」
ジェット「シハハハ ドレスローザの先代国王……
 頭がイカレちまったと聞いてるぞ」

「…………———こんな地の底に落ちてまで
 隠し通すものでもないな……」

男は仮面を外し始める。

「……いかにもそうだ
 ———だが もう 王などと呼んでくれるな タンク軍隊長」

タンク「…………!!」

「もはや 一介のジジイにすぎぬ
 孫一人救い出せぬ……罪深きジジイよ」

仮面をとった男はまさしく
元ドレスローザ国王
リク・ドルド3世だった。
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