長編3(ブック)

□第二百十四話
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ローとドフラミンゴとイッショウがグリーンビットに一堂に会していた。

シー「ジョーカー!!
 さっさとこんな奴 たたん……ウゲ!!」
ロー「コイツを返すわけにはいかねェ………!!
 何も約束は守られてねェんだからなァ!!」

ドフラ「…………」

ロー「ドフラミンゴ
 ———この取り引きは白紙に戻させて貰う!!」
シー「ギャー!!
 何言ってんだてめェ!! ここまで来て!!」

ドフラ「フッフッフッフッフ!!
 それが10年以上も無沙汰をしたボスに言う言葉か!?
 置いてけ ロー!!
 ———シーザーはおれのかわいい部下だ!!」

シー「……ジョ……ジョーカ〜〜〜!!」

「イッショウさん……ローと一緒にいるのはシーザー・クラウンです」
イッショウ「……そうですか……
 あの…毒ガス事故の科学者
 しかし あれだ……
 七武海の旦那の部下なら免除ですねェ……恩赦だ……」

ドフラ「フッフッフ!! お前か……
 「世界徴兵」で海軍大将に特任された“藤虎”
 噂はよく聞いてる……
 “緑牛”と共に実力は折り紙つきの化け物だとな」

イッショウ「こらどうも 恐れ入りやす……」

ドフラ「フン!! とぼけた野郎だぜ……!!」

イッショウ「まだ軍の新参者のあたくしには
しかし……あんたの行動は理解し兼ねますね
 はっきりと裏は取れちゃいねぇが
 “七武海”として
 ちょいとルール違反をなさってるって情報も入ってやす……
 そちらさんがさっきからおっしゃる
 “ジョーカー”って名は……あだ名か何かで?」

シー「!!」

ドフラ「フッフッフ!! おれを調べたきゃあ……
 それなりの覚悟で
 周到に裏を取って物を言うんだな!!
 フッフッ……それで? 「海軍」は今回の……
 ローの処分をどう決めた」

イッショウ「………報じられた“麦わらの一味”の件
 記事通り同盟なら“黒”!!
 彼らが……ローさん
 あんたの部下になったのなら……“白”だ!!
 返答によっちゃ……あっしらの仕事は
 あんたさんと“麦わらの一味”の逮捕って事になりやす」

シー「オイ 何だ その判定はそんなもん……
 ウソつきゃ終いじゃねェか!!」
ロー「…………“麦わら”とおれに上下関係はないっ!!
 記事通り“同盟”だ!!!」

目論見が崩れた今
ドレスローザに持ち込むわけにもいかず
時間稼ぎをする事に決めたロー。
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