長編4(ブック)

□第三百五十四話
1ページ/7ページ

ルフィ「ジンベエ〜〜〜〜〜〜!!!
 本当に心配したぞ お前〜〜〜!!」
ジンベエ「すまん 「タイヨウの海賊団」の
 負傷者の手当と送別会が盛り上がり………!!」
ウソ「元“七武海”のジンベエが仲間だなんて!!
 何て心強さ!!」

ルフィもキャロットもナミもジンベエに抱き着き
他の仲間もジンベエの到着を喜んだ。

ジンベエ「アリアには気づかれてしまったな」
『あたりまえ!
 あんな猛スピードで来てたら気づくよ』
ナミ「ジンベエの操舵技術 ホンッットにすごいのよ!!
 フランキー!!」
フラン「やっと“夢の船”の本領を引き出す男が現れたか」
チョッパ「サニー号でサーフィンしたんだぞ!!」
ジンベエ「どうかひとつよろしく頼む!」
フラン「乾杯すっか!?」
「「やろう——!!」」
サンジ「今酒なんて積んでねェぞ!?」
ゾロ「いや……酒の匂いがする」
サンジ「どこからだよ!!」
『っていうかこの状況で!?』
ゾロ「あっちだ!!」
サンジ「ウソつけ!!」
『ケンカすな!!』

すると後ろから——

錦「おーい ルフィ殿——!!
 島内での行動を確認したい!!」
ロー「よせ錦 あいつらに作戦なんて与えるだけ無駄だろ」

すると銃士隊の一人がローの船に乗り込む。

「たー!!」
ロー「!?」
「作戦の概要!! わしにも聞かせて貰おう!!
 公爵様はこの戦では「光月おでん」の家臣!!
 ミンク族の指揮はわしが!!」
イヌ「シシリアン!! ああ頼む!!」
ヒョウ「僭越ながら!! ワノ国の侍達は皆おれが仕切らせて貰うぜ
 お前らは安心して戦いに専念しろ」
錦「ヒョウ五郎親分!! 心強い!!」
ヒョウ「手っ取り早く頼む!!」
錦「ええ」
ロー「だからこの船は駐屯所じゃねェってのに」
ベポ「アリア〜〜〜!
 ちゃんと戻って来てね〜〜〜!」

『あ! はーい!』
ナミ「戻る?」
『今回こっちでの行動じゃなくて
 ロー達と行動することになったの
 あの感じだと赤鞘の侍達を送り届けなきゃいけないからね
 それに会いたい人もいるから』
ロビン「会いたい人?」
『ワノ国出身だから来るとは思うのよね……
 ネコマムシと一緒に来てくれるんじゃないかってね』
サンジ「アリアさんは顔が広くてすげーよ」

ローの船での作戦会議。
錦えもんが地図を取り出す。

錦「「鬼ヶ島」は山に囲まれた島でござる!!
 唯一の“正面の門”より島内へ
 島の大きなドクロは山と一体化しており
 中に城がある
 手に入れた屋敷図により
 城の裏側に「裏口」が一つある事がわかった
 兵を二手に分け 左右の山道を通り
 「裏口」より城内へ侵入
 宴で酔ったカイドウに奇襲をかける!!」
傳「成程 それがカン十郎に聞かせた
 奴を欺く作戦か………
 ——で 本当の作戦は?」
錦「えっ」

傳ジローは何かと錦えもんをかいかぶっている節がある。
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ