長編2(ブック)
□第百八十四話
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「G5」はガスマスクの着用と
武器を持って船を進めていた。
「うわ!! 噴火……!!」
海兵達は火山と氷山を交互に見た。
「この島にいると
「赤犬」と「青雉」に睨まれてるみてェだ」
「ウゥ……!! あ〜〜〜おっかねェ…………!!」
「撃て」
水路を塞ぐ氷を大砲で砕くと
そこには更に真っ直ぐに続く水路が——
「氷塊割ったら本当に河が現れた!!!
何で氷の奥に河があるってわかったんだ!? スモやん!!?」
スモ「海流をよく見ろ 注意力のねェ奴らだ
問題は河があった事より……
今 河口を塞いでた流氷が自然のものなのか……
人為的なものかという事だ」
「こんなガスだらけの島にィ!?
人が住むっての!?
バカな……マスクして暮らさにゃならねェ!!」
タシギ「通信の声は確かにこの島の名を言ってました」
「聞き間違いだろ たしぎちゃん
こんな所じゃ電伝虫も死んじまう」
「だはははは 違ェねェ!!」
タシギ「笑ってるヒマがあったら次の氷塊を撃って下さい」
「?」
「ギャ——!!! 何じゃこりゃあ!!!
氷の壁が流れて来るぞ〜〜〜!!!」
「撃て撃てェ〜〜〜!!!」
「ぶつかりゃ軍艦でも転覆だァ!!!」
海兵達は氷塊を壊しながら
先へと進んでいく。