長編2(ブック)

□第百八十一話
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“魚人島”サンゴが丘
「マーメイドカフェ」

ケイミ「マダム・シャーリー
 ルフィちん達もう島を出ちゃうって」
マダム「———そうかい 見送っておあげよ」
ケイミ「はーい」
「「マダム〜〜〜♡
 私達もい〜〜〜い?」」
マダム「何だい……じゃあ 一時店は閉めなきゃね……
 ホーディのバカが止めてた客足も直戻る
 これからまたカフェを盛り上げておくれよ あんた達」
「「任せてマダム!!」」

ケイミーは店の中にあった水晶を見つめる。

ケイミ「あ……」
マダム「水晶かい? もうこれっきりさ……本当に……
 占いはしない」
ケイミ「…………」
マダム「「“麦わらのルフィ”が魚人島を滅ぼす」なんて
 あんな恐ろしい未来見たくなかった
 今回の占いが外れたのなら……
 ——それが一番嬉しいけど………」

ケイミーは知っている
外した事のない自らの占いが一番怖いという事に
見えた未来はまだ先の可能性だってあるのだから……。

ケイミ「でもね マダム……
 ルフィちんはそんな事絶対……」
マダム「ケイミー……」
ケイミ「!?」
マダム「許しておくれよ あんたの友達を疑った……
 ——わかってるよ……信じてもいいんだろ?
 麦わらのボーヤを……」
ケイミ「…………!! うんっ!!!」
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