長編2(ブック)
□第百十七話
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ガープ「お前とアリアとルフィにゃあ 立派な海兵になって貰いたかったがのう
海兵どころか大変なゴロツキになりおって……!!」
エース「………!!」
ガープ「ああ——そういや ルフィに…親父の話をしたんじゃ……
父親がおる事にびびっておったわ アリアも苦い顔をしとった!!」
エース「そんなもん…知ろうが知るまいが…迷惑な事に
——おれもアリアもルフィも……世界的大犯罪者の血を引いてんだ……
海兵になんてなれる訳ねェ………だけど………!!
おれは“ポートガス”って…大恩あるおふくろの名は継いでも……」
ガープ「…………」
エース「———ろくでもねェ父親の方の半分の血は願い下げだ……
何の記憶も……何の恩もねェからな…」
ガープ「——まァ……そうじゃろうが…あいつはあいつでなァ………」
エース「だからよ……ジイイ」
ガープ「!」
エースの脳裏には
“白ひげ”に拾われた時の事が蘇る。
エース「おれのオヤジは………“白ひげ”一人だ……!!」
ガープ「………」