長編2(ブック)

□第百四話
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ルフィ達を襲ったトビウオ達はどこかへと飛び去った。

ルフィ「トビウオ…どっか 行った」
フラン「明らかに攻撃態勢をとってたがな」
ロビン「何か通信が入ってたみたいよ
  撤退命令でも出たのでは? 理由はわからないけど…」
ルフィ「乗ってみてェな あのトビウオ 5分も飛ぶのか!!」
サンジ「——とにかくこれから行く場所に…
  あのトビウオ達がいるんだな 戦闘には準備が必要だな
  まさか空から来るとは…」
ウソ「大砲を甲板に出せねェか!? そしたらおれが撃ち落としてやんのに!!」
フラン「よしきた」

ケイミ「はっちん 大丈夫かな…」
パッパグ「マクロの真の狙いはおめーだぞ  
  お前こそ 気をつけろ」

シャボンディ諸島より東
「トビウオライダーズ」アジト

「デュバル様!! 二人が帰還致しました」
デュバル「…………!!」

「デュバル様 なぜ 帰還命令なんか」
「任せて貰えりゃ人魚も海賊もみんな捕まえて来たのに…」

デュバル「バァカ野郎ォァ〜〜〜!!!」

「「うわああっ!!」」

二人に武器を向けて放つデュバル。

人攫い屋「トビウオライダーズ」ヘッド
“鉄仮面のデュバル”

デュバル「てめェら おれが………あの海賊達を
  どれ程の思いで待ち侘びていたか 知らねェわけじゃあるめェ!!!
  あの男の事を思うと……!! この背中さある 大っぎなギズが激すくウズくぬらよ……!!」

「ヤベェ!! ヘッドがなまってる……」

デュバル「来んる日も来んる日も…オラは奴を恨んできたんだらべっちゃ!!!」

「ヘッド!! お!! 落ち着いて下さい」

デュバル「奴を今日ここで殺するかどうだかだぬらっ!!!」

「うわあ すげェ なま…怒り!!」

デュバル「それはオラにとって一生涯の問題だらべっちゃ……!!
  そんだっちゃ!!? わかるぬら!!?」
「ハ…ハイ そりゃもう 奴ァ 生かしておいちゃいけねェっ!!」
デュバル「——そんだがら!! 慎重にィ!!! 確実にィ……!!!
  消すんだべったら!! オラの指示通りに動けェ!!!」

「「「は…はい!! ヘッド!!」」」

デュバル「おい!! マクロ一味!!!」

「ア!?」
「何だ デュバ」
「!? 「デュバ」って何だ!!!
 「ア!?」じゃねェよ!!! てめェら 無礼だぞ
 揃いも揃って!!」
「アウアウ デュバっておもろ」
「ダ——もー!!
 ヘイ!! デュバルのダンナ!! ヘイヘイ!!
 ご用で!?」
「ボス あいつすげーイナカもんだ ウヘヘ」
「うっせー 黙ってろい!!!」

マクロ一味
タンスイ(アロワナの魚人)
マクロ(マクロファリンクスの魚人)
ギャロ(デメキンの魚人)

三人はデュバルの前に立つ。

「いやあ すいませんね ダンナ
 コイツらホンットバカで 口の利き方も知らねェんで!!」
デュバル「フフフ…いいんだよ おめェら…
  おれにとっちゃ 幸福を呼び込む天の使いの様だ
  まったくありがたすぎて感謝の言葉もみつからねェ…」
「言えよ」
「黙れっつってんだろ タンスイ!!!」

その三人の後ろには縄に縛られたままのハチがいた。
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