長編2(ブック)

□第百話
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オーズ「残り 4人!!!」

ウソ「どわ〜〜〜来るぞ〜〜〜っ!!!」
ナミ「無理よ!! 倒せるわけないじゃない!!
  私達3人でこんな怪物………っ!!!」
ウソ「同感だ!! もう打つ手だってねェよ!!」

オーズ「キシシシシ…!! さっさと踏み潰せ オーズ!!」

オーズの足元には
サンジ、チョッパー、ロビン、ブルック、フランキーと
様々な所に散った水滴。

ゾロ「ウソップ!!」
ウソ「ん!?」
ゾロ「おれが隙を作る…!!」
ウソ「…んあ? なんの!?
  おお!! そうか!! 了解した!!」

ウソップはゾロの意図をくみ取り
動き出す。

ゾロはオーズの手に乗る。

ゾロ「“三刀流 夜叉鴉”!!!!」
オーズ「んん!?」

ゾロは回転しながらオーズの右腕を登っていく。
肩まで登るとゾロの登って来た場所から血が噴き出す。

ナミ「…わ!!……やった!!
  効いた!?」

オーズ「また右腕か!!
  何度も何度も 効かねェって言ってんのに」
ゾロ「………!!」

ゾロはその場から降りていく。
刀を上にあげて——

ゾロ「“虎狩り”!!」

だがゾロの目の前には膝が近づいていた。
技は決まる前に膝に当たってしまい壁に叩きつけられてしまう。

ナミ「ゾロォ————!!!」

ウソ「おい!! こっち向け オーズ!!!」

オーズは声のする方へと顔を向けると――
口の中に何かが入って来る。

オーズ「………?………なんか 口に入った…」

ウソ「ハァ…ハァ…ゼェ…」
ナミ「……何? 今の…ウソップ……!!」

フランキーやブルックを飛ばしてきた新兵器で
ウソップはブルックの持ってきた塩を
オーズの口の中へ飛ばすことに成功した。

ウソ「……や…やった!!
  し…!! 塩食わせてやったぞ〜〜〜!!!」
ナミ「塩!? 塩がどうしたの!?」
ウソ「そうか お前知らねェのか…塩はゾンビの弱点なんだぞ!!
  見ろ!! オーズはもう終わりだ!! ルフィの影が出て来る!!」

オーズは苦しみだして
口からわずかに影が出てこようとしていた。

ウソ「浄化しやがれ 怪物ゾンビ!!!」

オーズ「オオオ」

ウソ「ん?」

だが——
口の中から出てきたのは
塩の袋を持ったモリアの影だった。

ウソ「!?…………!!
  …………え!? 何で?? あれはモリアの影」

モリア「キシシシ!! 体内からガードしたんだバーカ」

モリアの影はウソップへそれを投げつける

モリア「落とし物だぜェ!! 長っ鼻ァ」

ウソ「ぶへ!!」
ナミ「ウソップ!!!」
ウソ「………!! ぷへ!!
  うわっ!! 塩が!! ブルックが集めてきた
  最後の塩がっ!! 畜生!!……!! 畜生ォ!! あの野郎
  バカにしやがって…………!!」

ウソップは散らばった塩をかき集め始める。

モリア「キシシシシ!! ぬか喜びして
  めでてェヤローだぜ……!!
  弱点とわかってるものに対策も打たずにいると思ったか!!」

ウソ「…………!! くそォ!!!」

悔しがるウソップに——

オーゥ「“スタ———ンプ”!!!」

ウソ「うわァ〜〜〜!!!」

ナミ「あっ!! ウソップ———ッ!!!」

ウソップに直撃したオーズの脚。
更に——

モリア「まだまだ踏んでやれ!!!」

ナミ「やめて———!!
  やめてよォ!!!」

モリア「キシシシ!! 粉々にしちまえ!!!」

次々にウソップへ足を下す。
次は——

モリア「そこの女もだ!!!」

ナミ「!!! きゃあァ!!!」

モリア「潰せ潰せ!! どいつもこいつも踏み潰せェ!!! 
  キシシシシ!! 倒れてる全員少しずつ息があるぜ!!?
  人の形すら残してやるな!!!
  アリアは自然系だからどうせ無傷だ 気にせずやっちまえ!!」

大きな音がそこら中に響き渡る。

すると———
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