短編(ブック)
□花畑を君に
5ページ/5ページ
二人はそこでゆっくりとした時間を過ごしてから
船に戻ると
船員達に驚かれた。
シャチ「二人して花の投げ合いでもしたんすか?」
ペン「花びらが凄いくっついてますよ?」
ベポ「いい匂いだね!」
「『…………』」
風に舞った花びらは
気がつけば二人にくっついていたらしく
お互いがお互いに気がつかないまま戻って来てしまったのだ。
ロー「………」
『部屋に戻るの?』
ロー「ああ なんだか疲れた」
『そうね なんだか身近にドジっ子を感じた気がする』
二人は花びらをはらいながら船の中へと戻って行く。
ベポ「なんだか二人とも楽しそうだったね」
シャチ「何があったんだか」
ペン「でもキャプテンが花冠とは……
意外だったなァ」
後にローの部屋に飾られている
アリアとロシィとの写真の周りに
二人で作った花冠が飾られ それは枯れることなく
そこに飾られ続けたとか……。