短編(ブック)

□ペトペトの実編.1
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ルフィ「大丈夫か! チョッパー!!」

ブリード「ペトトト
 トラファルガー! 麦わら! 
 お前達は強い!! おれ様以上にな
 だが! それだけでこのおれ様に勝てるかな?」

「「………っ」」

ブリード「さァ…お前!」

チョッパ「な…何だよ!!」

ブリード「トラファルガーと麦わらを
 八つ裂きにしろ!!」

『え!?』
チョッパ「は?」

するとチョッパーの様子がおかしくなる。

チョッパ「ん! 何だコレ!
 うわ!」
ルフィ「どうしたんだ チョッパー!」
チョッパ「体が……勝手に動くんだ!!
 何だおい どうなってんだ」

チョッパーは懐からランブルボールを取り出すと
それを口に入れてしまう。

チョッパ「うわ!!」
ルフィ「え!!」
『ランブルボールを……』

チョッパーはその場で大きくなってしまう。

ロー「お……おい!」
『これはまずい……ッ!』

チョッパーは怪物強化へと変化してしまう。

チョッパ「うおおおおおっ!!」

ブリード「ペトトトト!!
 こいつはすげーなァ!」

ルフィ「チョッパー!! どうしたんだ おい!!」
『ルフィ避けて!!』

チョッパーは暴走して腕をルフィ達へ振り下ろしてしまう。

ルフィ「危ねェ!!」
ロー「ッ!!」
『一体何が……!!』
ルフィ「急にどうしたんだよ!! うわ!!」
ロー「あいつ!!」
『許せないっ!!』

ブリード「ペトトトト…」

チョッパーはルフィやロー、アリアにまで
攻撃をしてしまう。

チョッパ「避けろォ!! 3人共ォ!!!」

ルフィ「どうなってんだ!!」
ロー「意識は残ってるようだな!」

チョッパ「体が言う事を聞かないんだ!!
 頼む逃げてくれェ!!!」

『チョッパー!! 無理やりこんな事したら 
 チョッパーの身が危ないわ……っ!!』
ロー「ちっ!! 仕方ねェ!!
 “ROOM”」
ルフィ「おいやめろ!!」
『ルフィ!!』
ルフィ「チョッパーに何すんだ!!」
ロー「だから! 殺しやしねェよ!! 
 ちょっと大人しくさせるだけ」

ブリード「ふっ!」

ロー「!」
ルフィ「!」

『二人共!!』

ロー「しまった!!」

ブリード「ペトトト…」

ロー「くっ……!!」

ブリード「ペトトトト……
 おれ様はペトペトの実を食べた男!」

ロー「ペトペト…まさか」

ブリード「そうだ!! おれ様はこのペトペトの実の力で
 全ての生き物を思うように操れる!! そう! 
 ペットに出来るんだよォ!!!」

ルフィ「ペット? ペトペトってペットのことだったのか!!」

『意識はある…身体だけが動く…
 一体どうすれば……』

ブリード「どんな生物も思うがままに操れる!!
 そいつの力を100%引き出してな!!
 それがどれほど恐ろしい事か!!
 思い知るがいい!! ペトトトト!!
 さァて あとはお嬢さん……あんただけだ…」

『くっ!』

ロー「アリア! お前だけでも逃げろ!!」

『でも!!』

ルフィ「いいから!!
 アリアまでこれ着いちまったらどうにもならねェ!!」
ロー「それにいいか! 今わかってる情報だけでも
 お前にこれがつけば無理やり力を使われて
 最悪死んじまうぞ!!
 そうなったらあの人に顔向けできねェ!!
 いいから行け!!」

『っ!!…………必ず戻って来る!
 それまで耐えて欲しい!』

「「ああ! 任せろ!」」

アリアは下唇を噛みながら
その場から消えた。

ブリード「ペトトトト
 まァいい あんな女一人簡単に捕まえられる
 まずはお前らだ!!!」


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