長編(ブック)

□第四十一話
9ページ/9ページ

トンジットは冬服へ着替えて―


トンジ「……じゃあよ おれ達ァ 行くから」

ルフィ「ああ よかったな!!
  おっさん!! 馬!!」

チョッパ「シェリー 包帯かえて貰うんだぞ」

「ヒヒー…ン」

トンジ「おめェらにも 何と礼を言っていいか…
   おめェらが来なきゃ
   おれはいまだに竹馬の上だった
   ありがとうな――!!
   この恩はずっと忘れねェよー!!」

「ヒヒ―…ン!!」

ウソ「気ィつけて行けよ――っ!!」

チョッパ「元気でな――っ!!」

ルフィ「もう竹馬には乗るなよ――!!」


トンジットを見送るルフィ達。


ルフィ「………は――っ…よかったよかった
  うほ!! 寒ィ 寒ィ!!
  すっかり冬だ コリャ」


クザンはその場に座り何かを考えているようだった。


クザン「…………」

ルフィ「ん?」

クザン「………」

ルフィ「……何だ」

クザン「何というか……
  お前はじいさんそっくりだな…
  モンキー・D・ルフィ…」

ルフィ「!?」

『………』

クザン「奔放というか……つかみ所がねェというか……!!」

ルフィ「………!!………じ…じいちゃん……!!?」

『わっ……! ルフィ……』


ルフィは私をつかみ 引き寄せ 背後へと張り付く。


ウソ「……じいさん!? ルフィの!!?」


これに汗だくのルフィ―

いつもと違うルフィにみんな心配をしている。


クザン「お前達のじいさんにゃあ…
  おれも昔…世話になってね
  おれがここへ来たのは…
  ニコ・ロビンと…アリアの現状―
  そして お前を一目見るためだ……――
  やっぱお前ら…今 死んどくか」


「「「!!!??」」」


クザンのこの言葉で一気に空気が変わる―…。


次の章へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ