ワンピースパーティ(ブック)
□第十六話
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そんな三人のところに
また迷い込んだ子がいた。
ウソ「どわ——ッ!!」
「「!!」」
『?』
ウソ「いってェ〜〜〜……
ん? ここはどこだ?」
ゾロ「天狗だ……天狗の子供だ…」
ルフィ「いや ピノキオだろ!!」
『どっちも違う…』
ウソ「!!」
ウソップは三人を見ると
構えてしまう。
ウソ「なななんだお前ら——ッ!!
見ねェ顔だな!!
やっ…やるかーッ!?
おれには80人の部下がいるんだぞ——ッ!!」
ルフィ「本当か———ッ!!」
ゾロ「ウソだろ…」
『80人は少なすぎる……
よく話す海兵達の方が多いわ』
ウソ「バレた——ッ!!」
だが子供というのは不思議で
あっという間にルフィとウソップは
「「メ〜〜〜リさんのひつじ〜〜〜♬
ひつじ〜〜〜♬ ひつじ〜〜〜♬」」
ゾロ「なんでもう仲よくなってんだ!!」
『男の子ってふしぎ
でもルフィにお友達なんて!
うれしいなぁ』
アリアはまだ見ぬ10歳のルフィに
友達ができる姿を見れてうれしく思っていた。
さてそれから少しすると
また別の子がやってくる。
「「「ウオオオオーッ!!!」」」
『あら』
ルフィ「す……すげえ……!!」
そこにはナミがいた。
着ているワンピースにはライオンのマーク。
ルフィ「かっこい——ッ!!」
ゾロ「ライオンだ!!」
ルフィ「ライオンだ———ッ!!」
ウソ「百獣の王だ!!」
ナミ「…………」
『かわいい服ね!』
ナミは男三人を殴っていた。
ルフィ「いってェ———!!
なんで殴った——ッ!!」
ナミ「なんとなく
かわいいって言ってくれてありがとう!」
『いえいえ』
ルフィ「その服お前の母ちゃんが作ってくれたのか?」
ナミ「……そうよ」
ルフィ「いい母ちゃんだな!!」
ナミ「!! フフン
当たり前でしょ♬」
ルフィ「おれもアリアに
いっぱい色んな物作ってもらってるんだ!!」
ナミ「アリア?」
『だってすぐ壊すから
作らなきゃもったいないもの』
ルフィ「しっしっしっ!」
ナミ「二人は知り合いなの?」
ルフィ「おれの姉ちゃん!」
『ここのふしぎで
ここでは同い年になってるけど
本当は4歳離れてるのよ』
ナミ「変なの」
『ほんと 変よね』
ナミとアリアは笑い合う。