ワンピースパーティ(ブック)

□第十四話
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“ワンピース高校!!”

「おい待てって!!」
「「?」」
「お前らムギ高のナミとロビンだろ?
 ちょっと付き合えよ!!」
「「…………」」

複数人の男に声をかけられた二人。
これにナミとロビンが笑顔で答える。

「「違います♡」」
「ウソつけ———ッ!!
 お前らのインスダイアル見た事あるぞ!!」

情報貝(インスダイアル)とは
写真を共有するアプリで通称インスダと呼ぶ。

男たちは諦める事なく
ナミのカバンを掴んでくる。

「おい!! お茶くらいいいだろうが!!」
ナミ「ちょっと!!」

そんな二人のところに
ペタペタとサンダルの音が聞こえてくる。
そしてナミの肩に頭をのせるのは

ルフィ「ナミ〜〜〜腹減った〜〜〜……
 何か食い物持ってねェかぁ〜〜〜?」
ナミ「!!」

武義笑高校 総番
2年Y組(3年D組)
モンキー・D・ルフィ

ルフィは泣きながら

ルフィ「弁当5個持ってきたのに
 全部1時間目に早弁しちまってよ———……」
ナミ「そんなに持ってきてるの!!
 あんた学校に何しに行ってんの?」
ルフィ「ん?」

これにルフィは堂々と

ルフィ「友達と遊ぶため!!
 弁当食うため!!」
ナミ「勉強しろ!!」

こんな調子であるが
このルフィの登場に
男達がうろたえ始める。

「お前は……ムギ高の総番……
 モンキー・D・ルフィ!!
 ……それに“ボンタン狩り”のゾロ!!」

ルフィ「ん? 誰だお前ら」
ゾロ「狩ってねェ おれにケンカ売って来た奴らが
 ボンタンはいてただけだ」

「それと…タヌキと鼻長いヤツ!!」

チョッパ「タヌキじゃねェよ!!」
ウソ「扱い雑だな!!」

そんなところに走ってくるやつもいる。

サンジ「うおおおおお——ッ!!」

「ん!?」

サンジ「おれのナミさんとロビンちゃんに
 ちょっかい出してんじゃねぇ——ッ!!」

「ギャ〜〜〜〜〜〜ッ!!」

サンジの蹴りは男達に当たり
ボコボコである。
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