ワンピースパーティ(ブック)

□第十三話
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とある部屋にて
スーツを身にまとい
どこぞのヤクザのようにそこにいるローとベポ達。
そしてその同じ部屋にいたのが
椅子に座って話を聞くサンジと
何でだかローの隣に座るアリアだった。

サンジ「おにぎり屋でおにぎりを作って売る?」
ロー「ああ……それで相談だが
 黒足屋……
 おれ達におにぎりの握り方を教えてくれ」
サンジ「やだ」
『…………』

サンジは嫌そうな顔をして断った。
アリアは何だか
口を出してはいけない雰囲気で口を閉じている。

ベポ「コラコラ黒足〜〜!!
 キャプテンを怒らせたらどうなるか〜〜〜…
 わかってるのか!?」
サンジ「いや 全然?
 なんとも?」

ベポはペコムズの様に
サンジに詰め寄り サングラスを上にあげて
つぶらな瞳でサンジをにらんでいた。

『かわいい……』

アリアはその姿に胸キュンしていた。

ロー「そうくると思った……シャチ」
シャチ「アイアイ キャプテン」

シャチが大きなアタッシュケースをテーブルに置いた。

ロー「それはおにぎりの握り方を教えてくれた時の
 報酬だ」
サンジ「なんだコレは?」

それにペンギンがサンジに耳打ちをした。
するとサンジの顔が変わる。

サンジ「………!!」

そして鼻血を出してそれを抱える。

サンジ「よーし
 お前達におにぎりの握り方を教えてやる!!」
「「「オ———ッ!!」」」
ベポ「早ッ!!」
『もう何もツッコまないから』
サンジ「お前らに質問だ!!
 おにぎりで握るのは何だ———!?」

これに当然だろという顔でローが答える。

ロー「? 米だろ」

そんなローを

サンジ「ちが——う!!」
ロー「ぶっ!!」

平手打ちをくらわす。

「「「キャプテ——ン!!!」」」
サンジ「いいかよく聞け!!
 おにぎりで握るのは米じゃねェ!!
 “愛”だァ———!!!」
「「「「愛!?」」」」
『……』
サンジ「それじゃあ 今日から特訓だーッ!!」
「「「「アイア〜〜イ!!」」」」
『これ私いる?』

それを陰で見ていたのは
ジャンバール。

ジャン「…………」

ジャンバールは心配そうな顔で見つめていた。
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