ワンピースパーティ(ブック)

□第十二話
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そんなルフィ達にアインが迫る。

アイン「フフフ……また蝶がクモの巣にかかったみたいね」
「「「「!!」」」」
ゾロ「あの女か!?」
ルフィ「気をつけろ!! 近くにいる!!」
ロー「陣形を作れ!!」
サンジ「前後左右警戒を怠るな!!」

だがそんな中子供達というのは
自由気ままである。

「お兄ちゃん お腹すいたー」
ルフィ「わかった!! 後で食わせてやるから!!
 囲むな!!」
「マリモー遊ぼー」
「マリモー」
ゾロ「今それどころじゃねェ!! 少し黙ってろ!!」
ロー「一度でも触られたらアウトだぞ」
サンジ「問題ねェ!! ここは今
 子供だけの島!!
 あのグラマラスなお姉さまが近づいてきたら
 このおれがすぐに気づく!!」

フンスフンスと息巻いているサンジだった。
だがそんな4人に触れる感触があった。

「「「!?」」」
サンジ「ん?」

そこにはフードを被った女の子がいた。
そのフードを取ると青い髪が目に入る。

彼女こそ“モドモドの実”の能力者
アインだった。

「「「「!!!」」」」
ルフィ「何———ッ!!?
 まさか……!!」
ゾロ「自分の姿を子供に戻して
 近づいて来るなんて……!!」
サンジ「ああああ………!!」

4人の身体はだんだんと縮んでいく。

そして——

ルフィ「うわあ——ッ!!」
ゾロ「しまった——ッ!!」
サンジ「子供の姿に戻ったァ〜〜〜〜〜〜ッ!!!」

アインはというと
自分の体を元に戻して
屋根に上っていた。

アイン「フフフ 無様な姿ね “麦わらの一味”!!
 元の姿に戻りたかったら
 私を探し出して倒すことね
 アハハハハ」

そのままアインはどこかへと消えていく。

ルフィ「あ!! 逃がすかー!!
 コンニャロー!!」

ルフィは走り出すも
その姿は全裸。

「「バカバカ!! 待て待て!! 
 フルチンフルチン!!」」

服のサイズが合わず
そのまま脱げてしまう。

ルフィ「くそう まんまとやられた!!」

ルフィ 7歳(-12歳)

ゾロ「冷静になれ 相手の思うツボだ」

ゾロ 9歳(-12歳)

サンジ「とにかく まず服をなんとかしなきゃだ」

サンジ 9歳(-12歳)

ルフィ「あれ? トラ男は?」
サンジ「ロー?」
ゾロ「本当だ トラ男が消えたぞ?」

すると赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる。

ロー「びえ〜〜〜!! びえ〜〜〜!!」
「「「!? んんん!?」」」
ルフィ「ええ〜〜〜ッ!? トラ男〜〜〜!?」
ロー「ひっぐ…ひっぐ…」

ロー 2歳(-24歳)

ゾロ「これがトラ男!?」
サンジ「何でお前だけ2回タッチされてんだよ!!」
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