ワンピースパーティ(ブック)

□第十一話
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だがその中には宝石なんか一つも入ってなかった。
そこにいたのは大量の新人類(ニューカマー)達。

「「「「——って
 カマバッカがいっぱい入ってた———ッ!!」」」

すると新人類たちは宝箱から出て来て
踊り始めた。

「グッドルッキングガイな
 サンジきゅん♡とそのお友達〜♡
 “ファビュラスマーベラス”到達おめでとう〜♡」
「コングラチュレ〜ショ〜ン♡」
「私達が用意した謎解きや
 トラップは楽しんでもらえたかな〜♡」
「ドゥ〜〜〜ユ〜〜〜エンジョ〜〜イ♡」
「どお〜〜〜?
 私達の宝石のような美しさ!!」
「私達のファビュラスでマーベラスな美しさで
 世界中の人が泡吹いて倒れたほどよ♡」
「さあ♡ 早く持って帰って頂戴♡」
「いやあ〜ん♡
 サンジきゅんにお持ち帰りされちゃう〜♡」

新人類達はずずいと前に出てくる。
それを見たルフィ達は

ウソ「こ…これが宝島の宝……
 “ファビュラスマーベラス”……?」
ナミ「アホ過ぎて…もう怒る気力も出ない……」

アリアは驚きながらもローの前に立ちふさがり
彼はダメと手を×にして拒否をしていた。

こんな状況で唯一怒った人物がいた。

サンジ「ふっざけんな———ッ!!
 誰がお前らの相手なんかするか——ッ!!」

「え〜〜〜!?
 でも言ってたじゃない!!
 「カマバッカに帰りたい」って!!」

サンジ「言ってね——ッ!!」

「あの週のジャンプ泣いた!!」
「あたしも泣いた!!」
「あたすも!!」
「あだすも!!」

サンジはどんどん近寄ってくる新人類達に
必死に逃げ始める。

サンジ「もうこっちくんなーッ!!
 “空中歩行”!!」

「あ!! 逃げた!!」
「あんたバカね!! あんたは2年間!!
 逃げるために走り続ける事で飛べるようになった!!
 けど!! けどね!!
 私達もあんたを追いかけるために……
 2年間走り続けたのよ!!」
「そうよ!!」

すると皆空中歩行し始めた。

「「「“恋愛歩行(ラブウォーク)”!!!」」」

サンジ「“ラブウォーク”すなーッ!!」

空で行われる追いかけっこに
ゾロ達は

ゾロ「どうりで……
 宝の地図が空から降ってくるわけだ……」
チョッパ「サンジ……」
ウソ「もうかけてやる言葉もねェ……」

ロー「麦わら屋 表には海軍がいる……
 すぐにこの島を離れるぞ!!」
ルフィ「!! よし!! そうだな…
 ——じゃあ 宴だ———ッ!!」
ロー「ええ!?」
ルフィ「みんな集まれ——ッ!!」

そこには革命軍もクロコダイルもルッチも
ハートの海賊団も海軍も関係なくそこに集まった。

ロー「なんだこの終わり方!!」
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