ワンピースパーティ(ブック)

□第十話
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“金の玉は2つ”

チョッパ「ブブ〜〜ン♬
 ブ〜〜ン♬ ブブ〜〜ン♬」

チョッパーの声が街から聞こえた。
それに振り返る住民達。
いや……声のする前からみんなが見ていた。

ブルック「これで買い出しは終わりですか?」
ロビン「ええ」
『結構買ったわね〜』
チョッパ「ブ〜〜ン♬
 お!! 道が2つに別れてるぞ!!
 ロビンどっちだ? 右か?左か?」
ロビン「右よ」
チョッパ「よし!! 右だ!!」

チョッパーは手持ちのハンドルを右へと回す。
それと同時に動かない下に

チョッパ「………ヘイヘーイ!! 聞こえなかったか!?
 右へ曲がれ!!」

バスバスと帽子の上で飛ぶチョッパー。
その帽子の持ち主はローだった。

『ふふっ 右だってよ? ロー』
チョッパ「右!! 右!!」
ロー「…………」

ローは渋々自分の下にいる人物に声をかける。

ロー「麦わら屋…右に曲がれ…」
ルフィ「お!! 右か!? よしきた!!」
チョッパ「ブ〜〜〜ン♬」

ルフィは肉まんを食べながら
ローを担ぎ、そのローの頭の上にはチョッパーという
トーテムポールの様な姿に
街の人は怪訝そうな顔をしながらその姿を見ていた。

ロー「それと……今すぐ降ろしてくれ…」
チョッパ「あ!! あった!!
 あれだ福引所だ!!」

買い物で得た券を使って福引をする為にやってきたのだ。
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