短編(ブック)

□ペトペトの実編.1
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すると部屋にあったスピーカーから声が聞こえ始めた。

【整列だ!! てめーら!!】

「クオッ」
『っ! 何!?』
ルフィ「何だ?」
チョッパ「今の声」

するとクンフージュゴンの様子がおかしくなる。

ルフィ「どうしたんだ!?」
「クオ! クオクオ!!」
チョッパ「え?」
「クオ…クオクオ!!」
チョッパ「早くここから逃げてくれ!?」

クンフージュゴンの他の仲間達も同様おかしくなっていく。

ルフィ「何だ?」
『ヤバイかもしれないわよ?』

苦しみ始めたクンフージュゴン達は
ルフィ達の頭上を飛び
整列を始めた。

その先からブリードが現れた。

ブリード「ペトトトト…」

ルフィ「!」

ブリード「ご機嫌麗しゅう クソ人間共!!」

鞭を叩きながら歩くブリード。

『さっきと雰囲気が違うわ……』
ロー「ああ……」

鞭に怯える海獣達。

ブリード「てめェら……集合がおせェんだよ…
 いいか? ペットって奴はな
 一に従順 二に従順 三四も従順 五も従順なんだ!! 
 おれ様が呼んだら3秒で来なきゃなんねェんだよ!
 分かってんのか!? おいクンフージュゴン
 まとめ役のお前がチンタラしてたら世話ねェだろ!!
 おれ様の期待を裏切る奴はペット失格 
 クソ人間と同じだ!!」

ブリードはクンフージュゴンの顔を掴んでそう言った。

ロー「おい お前がブリードか
 シーザーを返して貰おう」

ブリード「あァ!? 黙ってろ!! クソ人間が!!
 あ? あは そうだ お前達か
 ペトトトト いかにも私がブリード
 海賊だ」

ルフィ「海賊?」

ブリード「ペトトト
 七武海のトラファルガー・ロー
 それに4億の賞金首の麦わらまで一緒とは
 よくもまァ こんな所まで追って来たものだ
 面倒なクソ人間共」

ロー「………」

ブリード「ペトトトト……」

ブリードは左手を構える。

「クオッ! クオクオッ!!」

ルフィ「そんなもん おれ達には当たらねェぞ!!」

ブリード「それはどうかな?」

ブリードは左手から出したそれをローへと投げた。
ローはそれを避け ルフィも避け アリアも避けた。

チョッパ「えェ!!」
『チョッパー!!』
ルフィ「あ!!!」
ロー「っ!!」
チョッパ「っ!! 何だコレ 
 んー! 取れないぞ!!
 どうなってんだコレ!!」

「クオ〜……」

チョッパーの首にクンフージュゴンと同じ物が着いてしまう。
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