ワンピースパーティ(ブック)

□第九話
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落ち着いてからフランキーの中に入ったルフィが声をかける。

フラン「よし!! とりあえず状況を確認しよう!!
 (ルフィ)おれがフランキーの身体に入ってて……
 ゾロはチョッパーの身体に
 ナミがブルック……
 ——それでウソップがナミ……
 サンジがゾロの身体で
 チョッパーがロビンの身体に!!
 それでロビンがおれの身体に入ってて……
 フランキーがサンジで
 ブルックがウソップの身体に入ってるって事だな!!
 なるほどーややこしいなー」
ゾロ「ローの野郎——ッ!!
 絶対に許さねェーッ!!
 よりによっておれをマリモなんかに入れやがってェ——ッ!!」
チョッパ「フン!!」
ゾロ「じんましんが止まらねェ——ッ!!」
ナミ「で!! どうする? ルフィ!!」
フラン「…………………」

フランキー(ルフィ)は考え始める。
で出た答えが——

フラン「よ——し!! しょうがねェ!!
 このままで次の冒険に出発だ———ッ!!」
「「アホか———ッ!!
 ダメに決まってんだろ——ッ!!」」
フラン「え——? いいじゃねェか!!
 おもしれェんだし!!
 おれロボになれたんだぞ!!」
ナミ「何1人だけ喜々としてんだよ!!」
フラン「カイゾクオウニオレハナル」
ナミ「ロボッぽく言わなくていいよ!!
 だいたいルフィ!!
 その身体で“赤髪のシャンクス”と再会しても
 あっちは誰だかわかんねぇぞ!!」

—フラン「シャンクス〜〜〜ッ!!」
—シャンクス「!? え……? 誰?」
—フラン「シャンクス——ッ!! シャンクス——ッ!!」
—シャンクス「? ?」

フラン「あ!! たしかにそうだ!!
 そりゃ困る」
ブルック「もうどうでもいい……」
ナミ「ナミ?」
ブルック「ずっとこのままなら死んだ方がマシ……
 ——まぁ私……もう死んでるけどね……ヨホホホホ…」
ナミ「だいぶやけくそだな ナミ…」
ウソ「あれ? ナミさんもスカルジョークですか? ヨホホホ♬」
ナミ「しかしよ——
 これけっこう重いんだな」
ロビン「ああ……肩がこりそうだ…」

ナミ(ウソップ)とロビン(チョッパー)は
女子特有の胸の悩みに直面した。
両手でたゆたゆする二人にゾロ(サンジ)が鼻血を出していた。

チョッパ「!!!
 おいコラエロコック!!
 おれの身体で情けねェアクションしてんじゃねェ!!」
ゾロ「うるせェマリモダヌキ!!
 こっちはてめぇの身体でイライラしてんだ!
 ふっかけてくんな!!」
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