ワンピースパーティ(ﾌﾞｯｸ)
□第九話
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ﾅﾐ「この中からトラ男を捜し出すのは難しいな……」
ｻﾝｼﾞ「誰か人に聞いてみるか？」
ﾌﾗﾝ「お〜〜〜い！！ トラ男〜〜〜ッ！！」
ﾛﾋﾞﾝ「トラ男〜〜〜ッ！！」
『待ちなさい！
そんな事で出てくるような人じゃないわ
ナミ！ いくつかコイン持ってる？
記念品の方がありがたいわ』
ﾌﾞﾙｯｸ「ええ 持ってるわ！
アリアも持ってるのも合わせるのね？」
『そう 私もいくつか持ってるから
それを仕掛けて罠を作る』
アリアはブルック(ナミ)と一緒に罠を仕掛けた。
仕掛けは簡単。
記念コインを道に並べてその先に大きなカゴを用意
それを支える棒に紐をくくり
それを引っ張るとカゴが閉じる仕掛け。
ﾅﾐ「いやあ〜〜〜…
さすがにコレは無理あんだろ……」
ﾌﾞﾙｯｸ「トラ男の趣味は“記念コイン集め”！！
これで捕まえられるわ！！」
『こんな簡単な罠に捕まる事はほとんどないけれど
このコインがあるだけで捕まる確率は何倍にも上がる』
ﾌﾗﾝ「なつかしいなー
子供の頃 これでスズメ 捕まえようとしたな——
んでアリアに怒られたっけー」
ﾅﾐ「やったやった！！
全然捕まえられなかったけどな」
ﾛﾋﾞﾝ「ハッ！！
誰か来たぞ！！ みんな！！
早く隠れろッ！！」
麦わらの一味は
路地裏へと隠れる事に
だがロビン(チョッパー)は隠れるのが下手だった。
ﾛﾋﾞﾝ「…………」
ﾙﾌｨ「チョッパー…全然隠れてないわよ…」
そんな麦わらの一味を他所に
ひょこと現れたのはローだった。
道に落ちているコインを拾うロー。
その顔は輝いていた。
ﾛｰ「！！」
嬉しそうに歩くロー。
路地裏に隠れる麦わらの一味に気づかず
罠の方へと歩いていく。
ﾛﾋﾞﾝ「…………」
『ね！』
ﾅﾐ「ウソだろ……」
全然気づかないロー。
そして罠の最後
カゴの下へと来た時
ﾌﾞﾙｯｸ「よし！！ 今よ！！」
ﾛｰ「………！！」
ﾌﾗﾝ「やったー！！ 捕えたーッ！！」
ｿﾞﾛ「チョロー…」
ﾅﾐ「チョロー…」
捕まったローは縄に縛られ
麦わらの一味の中身を元に戻して
詰められていた。