長編4(ブック)

□第三百四十三話
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太鼓の音が響く都。
笛も三味線も同様に響く。

ここは「白舞」 刃武港——

大きな船がここから出航する。

オロチ「良き日である!!
 わしを祝福する様な!! ムハハハハ!!」

「何という宴日和!!」
「さすがオロチ様♡」

福「今回は狂死郎が都の留守番!!
 よきに伝えよ!!」
「はい!!」
「かわいそうに!! この宴に参加できんとは」

ワノ国一広いこの港には
巨大な“波止”にももみじの木々が立ち並び
げに絶景と称される紅葉が舞い 船を見送る。

「「オロチ将軍〜〜〜〜〜〜♡」」
「「行ってらっしゃいませ!!」」
「「お気をつけて!!」」

国民に見送られて船は進む。

オロチ「酒を持て!!
 このもみじで一盃いこう!!」
「オロチ様 カイドウ様に会うまでは!!」
オロチ「構わん!! 向こうも酔うておるわ!!
 総勢三万の“大宴会”!!
 今年も盛り上がろうぞ!!」

年に一度——
「鬼ヶ島」にて
ワノ国を支配する両巨頭が顔を揃え——
両軍総出の“大宴会”が開かれる。
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