長編4(ブック)

□第三百四十二話
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センゴク「———かつてロックスという野心家が
 “世界の王”を目指し……
 世界の禁忌(タブー)に触れすぎた為に
 「ロックス海賊団」に関する情報は今に残らず
 ——だた我々世代の一部の
 海兵の記憶の中に眠っているだけだ……!!」
「昔とはいえ……「四皇」と呼ばれる事になる
 3人を率いた男がいたなんて………!!」
センゴク「ロジャーにとっても最初にして
 最強の敵だったかも知れんな……
 ——船長はロックスとしか呼ばれていなかったが……
 本名は「ロックス・D・ジーベック」」
「「!!」」
センゴク「すでにこの世にはおらんが
 しばしば現れる“D”の名を持つ海賊だった
 カイドウとビッグ・マムが
 かつて同じ船に乗っていたのは事実だが
 38年前と今では2人の実力派まるで違う
 “同盟”が事実ならば
 世界最悪の海賊団が誕生しようとしている」
「「…………!!」」
センゴク「ブランニュー!! 今の2人の懸賞金額は?」
「ええ ちょうど
 “七武海”の地位を追われた者達の
 新たな懸賞金を決定しなければなりません」

ブランニューはスクリーンを下ろす。

「一度全員の金額を復習(サラ)っておきましょう
 ——まずは約1年前に
 「四皇」と呼ばれる様になった“黒ひげ”
 2年前のインペルダウン襲撃事件にて
 強力な部下を手に入れ
 現在海賊島ハチノスの“元締め”
 今なお成長拡大中の“白ひげ”に代わる新勢力
 「黒ひげ海賊団」提督
 マーシャル・D・ティーチ!!
 22億4760万ℬ!!
「「……………!!」」
「——次に黒ひげに続きまた「四皇」と呼ばれて6年
 4人の内歳は一番若く部下からの信頼も厚い
 ベックマン・ルー・ヤソップ
 ……幹部達が個々に名を上げており
 高い懸賞金アベレージを誇り
 最もバランスのいい鉄壁の海賊団
 「赤髪海賊団」大頭
 “赤髪のシャンクス”!!
 40億4890万ℬ!!」
「「……………!!」」
「続いて幼少期巨人族エルバフを襲ったと言われる
 生まれついてのモンスター!!
 血縁以外を信用せず 85人の子供達と共に
 “万国”というおかしの王国を
 作ってしまったワンマン王女!
 「ビッグ・マム海賊団」船長
 シャーロット・リンリン!!!
 43億8800万ℬ!!」
「「……………!!」」
「そして——かつて「ロックス海賊団」においては
 まだ“海賊見習い」でありましたが……
 その後 個人の強さのみで
 凶暴な海賊達の尊敬を集め
 「四皇」と呼ばれるに至りました
 「百獣海賊団」総督
 “百獣のカイドウ”
 46億1110万ℬ!!」
「……気がめいる」
センゴク「………」
「今後はこの「四皇」達に「七武海」という戦力を
 向けられなくなります!!
 毒を抜く事だけが正しい判断だったのかどうかは
 今後の海軍特殊化学班「SSG」の働き如何
 ——ちなみに申し上げておきます
 伝説の男達の懸賞金額!!
 「白ひげ海賊団」船長
 エドワード・ニューゲート!!
 50億4600万ℬ!!
 「ロジャー海賊団」船長
 “海賊王”ゴールド・ロジャー
 55億6480万ℬ!!
 海賊史上この2人を越える懸賞金額はありませんが
 カイドウ ビッグ・マムの同盟が成立すれば
 “総合懸賞金”で確実にそれを越えて来るでしょう
 ——それが今政府非加盟国 「ワノ国」に……」

すると扉が勢いよく開く。
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