長編4(ブック)

□第三百二十八話
2ページ/11ページ

都で魚を売っているのは
カン十郎だった。

「あら……え?
 お魚屋さんなの?
 これは何て魚だい?」
カン「タイでござる!」
「タイってこうだったかしら…」

力尽きた変な魚が籠いっぱいに入っていた。
お客の女は一匹買っていった。

そんなカン十郎の横をフランキーが走って来た。

カン「ん? そんなに急いでどこへ行かれる
 フラの介殿!!」
フラン「カン十郎!! 何屋だ お前!!
 目立つぞ 子供寄ってきてんじゃねェか!!」

カン十郎の持つ籠に興味津々の子供達。

フラン「コッチは大事件だ!!
 アテが外れた!!」
カン「?」

フランキーは質屋へと向かう。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ