長編4(ブック)
□第三百二十八話
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都で魚を売っているのは
カン十郎だった。
「あら……え?
お魚屋さんなの?
これは何て魚だい?」
カン「タイでござる!」
「タイってこうだったかしら…」
力尽きた変な魚が籠いっぱいに入っていた。
お客の女は一匹買っていった。
そんなカン十郎の横をフランキーが走って来た。
カン「ん? そんなに急いでどこへ行かれる
フラの介殿!!」
フラン「カン十郎!! 何屋だ お前!!
目立つぞ 子供寄ってきてんじゃねェか!!」
カン十郎の持つ籠に興味津々の子供達。
フラン「コッチは大事件だ!!
アテが外れた!!」
カン「?」
フランキーは質屋へと向かう。