長編4(ブック)

□第三百一話
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チョッパ「ハチャ——!!」
ブルック「こ!! これでよろしいですか!?
 ジンベエさん!!」
ジンベエ「ああ 充分じゃ!!」
ブルック「しかし無茶な!! 一線の帆を一人で操るなんて!!」
ジンベエ「ナミ!! 風は!?」
ナミ「南から強い風が来る!!」
ジンベエ「………!!」
ナミ「何するの!? ジンベエ!!」
ジンベエ「高速でタッキングする!!」
『は!?』
ナミ「ウソでしょ!? 何で旋回するの!!?」
ジンベエ「「グリーンルーム」へ入る!!」
「「「!!?」」」
チョッパ「どこだそれ!!
 波に向かってどうすんだジンベエ〜〜〜!!!」
ブルック「そうか 「天国」の事ですね
 「グリーンルーム」!!」
チョッパ「ドクター おれとうとうそっちへ行くよぉー!!」
ナミ「終わった……!!
 ムリよ サーフィンじゃあるまいし!!」
ジンベエ「しっかり船にしがみついとれ!!」
『ナミ 信じよう!
 だから離れちゃダメよ』
ナミ「アリア〜〜〜〜〜〜!!!」

高波の中へと突っ込んだサニー号。

すると——

ナミ「…………!!」
チョッパ「あの世かな ここが……きれいだな———……」
ジンベエ「こりゃあええ船じゃ……!!」
『これは……』
ジンベエ「気づいたかアリア
 「グリーンルーム」は逆巻く波の中に一瞬できる“波の部屋”
 魚人族の子供にとっちゃ格好の遊びばじゃった」
『一回だけ話は聞いた事があったけど……
 これが……「グリーンルーム」!!』
「「「波の中ァ〜〜〜〜〜〜!!?」」」
ジンベエ「抜けるぞ 掴まれェ〜〜〜〜〜〜!!」
「「「わあああああああ〜〜〜〜〜〜!!」」」
ジンベエ「ええ船とええ航海士もある!!
 操舵が良けりゃあこの船は無敵じゃのう!!!」
ナミ「…………!! すごい……!!
 スルーブ船をまるで手足の様に……!!
 こんな操舵手見た事ない!!」
チョッパ「すげーぞ ジンベエ〜〜〜!!」
キャロット「死なないの!? 私達〜〜〜!!」

高波が消える。

ビッグ「ウェ〜〜〜ディ〜〜〜ング」
ペロスペロ「くくく……ワハハハ
 まァいいか……ザマァみやがれ小物共!!」

鏡世界——

【こちらペロスペロー!!
 おいカタクリ こっちは全部片付いたぞ!!】
カタクリ「…………」
ルフィ「え!! おいナミ!!
 アリア!! ブルック!? キャロット!!?」
ブリュレ「……あら……今 船に攻め入る所だったのに……!!
 中止だよ お前達!!
 どうやらもう船は海に沈んだみたいね」
「え!? 変ね 姉さん 鏡の向こうは海中には見えないわよ?」

すると途端に鏡は割れる。

「きゃあ割れた!!
 姉さん急に鏡が!!」
カタクリ「………」
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