長編4(ブック)

□第三百一話
4ページ/7ページ

万国内——
海上——

【ジンベエ聞こえるか!? 誰か応えろ!!】
ナミ「ルフィ!? ルフィ!! 私よ!! 無事!?」
キャロット「わ——また来た!!」

ジンベエ「………」
『鏡ね』

アリアは急いで鏡のある部屋へ向かう。

【まだ船に鏡があるだろ!?
 男部屋とか風呂場とか!!
 全部割れ!! 粉々に!!!】
ナミ「!?
 何言ってんの!? そしたらあんたどこから帰ってくんのよ!!」
【わからねェけど 何とかなる
 何とかする!!!】

『“アクアファウンテン”!!!』

アリアの能力で部屋に放たれた火の矢によって
燃える船内を鎮火し

『フランキーに怒られちゃう……』

アリアは拳で鏡を割る。

ブルック「こちらも火が!!」
『きりがない……っ
 “アクアファウンテン”!!!
 ブルックは外をお願い!!』

アリアはそこの鏡も割っていく。

ガシャン。

アリアは甲板へと出て行く。

『あと一枚 ルフィ 本当にいいんだね』
ナミ「え!?」
【これからこいつ一人に集中させてくれ!!!】
『いいよ! やってこい!!
 ルフィの成長の糧になるなら
 怪我でもなんでもして戦って勝ってこい!!
 でも死んだら許さないからね!!』
【おう!!!】
キャロット「ナミ!!! 大変だよ!!」
ナミ「!?」
『え……』
キャロット「逃げきれない………!!!」
『これは………っ』
ブルック「高波ィ〜〜〜〜〜〜!!?」
ナミ「——もしもし? ごめんルフィ
 私達もう……」
【?】
ナミ「ダメかも……」

サニー号を襲う大きな高波。
その頂点にはビッグ・マム。
そしてその高波は意志を持ってサニー号を襲う。

【もうダメって何だよ!!!
 そっちで何が起きてんだ!!
 おい!! お前らァ!!!】

ビッグ「ウェ〜〜〜〜〜〜……」

ジンベエ「飲まれりゃ終いじゃ!!」
チョッパ「そうだクー・ド・バースト!!」
ナミ「あ」
ブルック「ムリです!!
 コーラが足りませんでした!!」
キャロット「ペドロごめん………!!
 せっかく生かしてくれたのに」
『…………』

ビッグ「ディ〜〜〜ング」
ペロスペロ「待て待て待て ちょっと
 待ってくれママ〜〜〜〜〜〜!!!
 これじゃケーキも沈んじゃうぜ〜〜〜!!?」

ペロスペローの話など聞かない。

ビッグ「ケ〜〜〜〜〜〜キ!!!」

ジンベエ「急げ!!」
ブルック「はい!!」

ジンベエの声に合わせて帆からロープを伸ばす。
それをジンベエが持つ。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ