長編4(ブック)

□第三百話
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サンジサイド——

シフォン「そうよ! ローラは
 カカオ島のチョコレート大臣だった……!!
 あのコがいなくなってその大臣の座はずっと欠番なの!
 誰もが認める次の大臣候補
 プリンがそれを断り続けるから……!!」
プリン「だ…だって 私には……!!」

プリンはラビヤンの顔
クルクルまかれている所にすっぽり収まっていた。

プリン「ショコラタウンの「チョコレート大臣」は
 ローラ姉さんしかいなくて!!
 またいつか帰って来てくれるんじゃないかと……」
サンジ「へェ……スリラーバークのローラちゃんは
 チョコ作りの名人だったのか……!!」
シフォン「——それはいいけど そこから出てらっしゃい!!
 プリン!!」
プリン「! アハハハ!!
 ウエディングドレスを着てその男と同じ絨毯に座ったら
 まるで夫婦だって思われるじゃない!!」
シフォン「誰に?」
プリン「迷惑なのよ!!
 アハハハ め……め……迷惑なんだからね!!」
サンジ「迷惑は悪かったが落ちないでくれよ?」
プリン「!!」

プリンは心の中では心配をしてくれてた事が嬉しかった筈なのに

プリン「う…うるさいわね!!
 落ちるか落ちないかは私の勝手でしょ サンジ!!!」
シフォン「プリン! とにかくもうカカオ島に着くわよ」
サンジ「よし! 急いで作ろう」
プリン「さん♡」
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