長編4(ブック)

□第二百九十九話
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サニー号——

女子部屋から鏡を甲板に持ってきていた為
敵は増える一方。

ペロスペロ「ずいぶん兵力を減らしてくれたな」
チョッパ「うわあああああ!!!」
ブルック「チョッパーさん!!」
ペロスペロ「フフフ 騒ぐな騒ぐな
 どういうめでたい思考回路を持って
 我々からこの船を奪い返そうと思ったんだ?」
チョッパ「ウウ〜〜〜〜〜……!!
 くっそ〜〜〜!!!」
ペロスペロ「実力の差は歴然!!」
チョッパ「……へ……返信もでぎねェ………!!」
ブルック「チョッパーさんを放しなさいっ!!」

二人はペロスペローのアメに捕まってしまった。

ペロスペロ「バーカ もうダメだ
 私に刃向かえば“キャンディマン”にしてナメちゃうぜ!!
 キャンディは全身をおおい尽くし
 体内へと侵入し!! 呼吸を奪い!!
 苦しみの中……!!」
チョッパ「ゴホ ゲボ……!!」

アメはチョッパーの体内へと入っていく。

ブルック「チョッパーさん!!」
ペロスペロ「わずか3分で標的を殺す!!
 そうすりゃ完成!! 甘〜〜〜い死体キャンディマン!!
 ペロリン♪」
ブルック「やめろ——!!!」
ペロスペロ「ハハハハ!!
 後悔しても泣き叫んでももう遅い!!
 私は確かに!! チャンスを与えた!!
 お前ら二人くらい見逃してやろうとな!!
 キャンディじゃあるめェし
 ……ナメすぎなだよ お前ら!!!
 この島は甘くなどないっ!!!」
ブルック「チョッパーさ〜〜〜〜〜〜ん!!!」

チョッパーは全身がアメに包まれた。

ペロスペロ「くくく!! 秒針の音でも数えておけ」
ブルック「わ……」

ブルックにもアメが襲う。

ペロスペロ「甘いお前らにゃお似合いだ……」
ブルック「わーやめて!! 甘くなんかなりたくない〜〜〜!!」
ペロスペロ「はっはっはっはっは
 キャンディマンにしてナ〜〜〜メちゃうぜ〜〜〜〜〜〜♡
 ペロリン♪」

ここでカタクリが声を出す。

カタクリ「……………おい
 ペロス兄!!」
ペロスペロ「ママだな カカオ島のプリンの所へ誘導せねば
 この船にケーキがないとわかれば
 私が殺される!!」
カタクリ「!? まだその段階じゃなさそうだぞ……」
ペロスペロ「!?」

ビッグ「ウェ〜〜〜ディ〜〜〜ング」

ペロスペロ「ん!?」

ペロスペローはあり得ないものを見た。

ビッグ「ケ〜〜〜キ!!!」

ルフィ「うわああああ!!!」
ジンベエ「海岸だ!! 早くサニー号に……!!」

ビッグ・マムに追いかけられるルフィ達。

カタクリ「雷にやられたのは
 ウチの兵士か……!!」

アメに包まれたチョッパーとブルックを
ルフィは見つける。

ルフィ「ブルック!? チョッパー!?
 何だアレ!!」

ペロスペロ「生きてたのか!! “麦わら”ァ〜〜〜!!!」
カタクリ「鏡世界へ戻れ!!」
「「「!?」」」
ペロスペロ「お前ら全員数秒後にあいつの足元に
 転がってるぞ」

カタクリの言葉に
戎兵達は急いで鏡の世界へと戻っていく。

「!?」
「うおおお!!」
「鏡台はここだ!!」
「急げ!! 鏡の中へ い……一応な」

ペドロ「厄介な奴らに先回りされたな
 カタクリ!!………ペロスペロー!!!」

ペロスペロ「フフフ!!
 よくぞここまで逃げのびた………感動したよ!!
 “キャンディメイデン!!!」

サニー号の前に黄金のアイアンメイデンが出来上がる。
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