長編3(ﾌﾞｯｸ)
□第二百七十八話
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ﾌﾞﾘｭﾚ「聞き捨てならないね———！！ 兄さん！！」
ﾙﾌｨ「！」
ﾌﾞﾘｭﾚ「失礼な！！」
大きな木の上に立つブリュレが出て来た。
「そうジュ そうジュ！！」
ﾌﾞﾘｭﾚ「別にやれと言われりゃ すぐ殺るよォ！！」
「同感ジュ！！」
ﾙﾌｨ「！！ うわ！！ 木のバケモノ！！」
ﾅﾐ「あ！！ あの女———！！」
ｸﾗｯｶ「！」
「ワシらチーム“誘惑の森”は！！
今日までただの一人も標的を生きて帰した事はねージュ！！」
大きな木は怒っていた。
誘惑の森の主
キングバームである。
ｸﾗｯｶ「結構だが 遊んでる場合じゃない
明日の昼にはヴィンスモーク家の兄弟達が
顔を揃えホールケーキ城へ入城する
今回のヴィンスモーク家との縁付きは
ママにとっても待望のイベント
——あの「ジェルマ66」の軍隊と科学力が手に入るんだからな」
ﾌﾞﾘｭﾚ「わかってるよ！！」
ブリュレは鏡で偽物達を解放する。
それは動物達だった。
ﾙﾌｨ「！！ わー動物になった！！」
ﾅﾐ「………！！」
ﾙﾌｨ「——で 何であの枝だけ喋るんだ！？」
ﾌﾞﾘｭﾚ「枝じゃねェよ！！ これを見な！！
“麦わら”ァ！！」
鏡の中を見せるブリュレ。
そこには
ﾁｮｯﾊﾟ「あっ！！ ルフィ！！」
ｷｬﾛｯﾄ「ルフィ ナミ 助けてェ——ッ！！」
二人が閉じ込められていた。
ﾙﾌｨ「え——っ！？
どうしたんだ！？ お前ら！！ どうやってそんな所に！！」
ﾁｮｯﾊﾟ「「鏡の世界」に入れられちゃったんだ！！
こいつは“鏡”の能力者だ！！ 気をつけろ！！」
ﾌﾞﾘｭﾚ「ウィッウィッウィ〜〜〜〜ッ！！
どうだい！？ クラッカー兄さん！？
もうコイツらの首根っこは掴んでんだよォ！！」
ブリュレはその鏡を落として叩き割った。