長編3(ブック)

□第二百七十八話
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「おい」
「わ!! イデデデデデデ」
「「え〜〜〜〜〜!?」」

突然持ち上がる頭の大きな男。

「「は!!?」」

その持ち上げた相手は

「正気か キサマ」
「わ———!!」
「敵にベラベラと情報を与えおって 愚か者!!!」

ビッグ・マム海賊団
“スイート3将星” ビスケット大臣
シャーロット・クラッカー(10男)

クラッカーより小さなその男に
ルフィ達は

「「巨人だと思ってた———っ!!」」

とビックリ。

「待ってくれ クラッカー君
 シフォンに会わせてくれ!!
 結婚したと聞いたんだ 「おめでとう」と一言言いたい!!
 リンリンと一度 話をさせてよね!!
 ローラも家出したと聞いた……!!
 ウヌにはかけがえのない家族なのよ!!」

ナミ「!! ローラ!?」

突然聞いた事のある名前が出て来てナミが反応を示す。

ナミ「家出した “ローラ”って娘がいる……?」

ナミの頭の中には
プリンも言っていた姉の話を思い出した。

「クラッカー君!! 放してくれ!!
 ローラに……シフォンに……!!
 娘達に会いたいだけなのよね!!」

ナミ「ローラって……」

スリラーバークで出会った海賊のローラ。
母親が海賊をやっていると言っていた。
きっと役に立つと母のビブルカードをナミは持っている。

ナミ「…………もしかして……!!
 ローラのママって……“ビッグ・マム”!!?」
ルフィ「ん?」

ローラは新世界の生まれだと教えてくれていた。

ナミ「——そしてこの人が……!!
 ローラのお父さん!?」

「!? え!?」

ルフィ「ん?」

そんな中ルフィ達の頭上からは
先程のうさぎが襲ってきていた。
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