長編3(ブック)

□第二百二十一話
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コロシアム 
——囚人剣闘士宿舎

ルフィ「いけー!! レベッカ〜〜〜!!
 おい!! キャベツはいいんだ レベッカを映せ!!
 ———ん!!? よく考えたら観づれェなここ!!
 おれ達 近くで応援してくるよ!!」

「……ああ」

ルフィ「そういや おれこの国 楽しくてみんな幸せそうに見えたけど!!
 お前ら見てると……なんか違うな!!」
『………』

「———お前らが見たのは“勝者達”の華やかな光の世界
 ドフラミンゴは人間を“従う勝者”と
 “逆らう敗者”に分ける……!! まるで世界政府そのものだ……
 そこから外れた“敗者”はゴミ同然
 ゴミは闇に隠しちまえば……そりゃあ国の見映えもいいだろう」

それを聞いた二人は

ルフィ「———なんかおれ達の育った国に似てるなあ……」
『ええ 大きな国でなおかつ世界政府加盟国ならではだと思うわ』

「疑い始めりゃ この国は違和感の塊だ
 ……おれ達はもっと深い“闇”があると感じてる……
 お前達も気を付けるんだな……」

ルフィとアリアはそれを聞いて走り出す。

大きな扉を開けて廊下に出ると

バルト「!!? え!!?」

ルフィ「ん?」
『あら さっきの……』

バルト「あああああああああ」

そこには泣き始めるバルトロメオがいた。
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