長編3(ブック)

□第二百二十話
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サニー号。

チョッパ「大丈夫かなー!! トラ男」
ナミ「ちゃんと見張ってる!? あんた達」
ブルック「異常ありませんよ ナミさーん!!」
ナミ「ハイ その調子!! あいつがまた飛んで来たら
 強風起こして雲を飛ばしちゃうわ!!
 そうすれば追ってこれない」

サンジは電伝虫で連絡をしていた。

サンジ「とにかくロビンちゃんを守れ!!
 アリアさんはルフィがついてるから大丈夫だと思うが
 危険な事に変わりない
 一緒に入れるんだったら死ぬ気で守れよ!!
 じゃあな」

電伝虫を切った。

サンジ「フランキー ウソップとロビンちゃん♡
 は一緒にいる!!」
チョッパ「あとはゾロ達がうまくルフィとアリアと会えたらいいんだな」
サンジ「ローの作戦はドフラミンゴを生かして
 「四皇」カイドウとブツける事だ!!
 逃げに徹すりゃ死ぬような事もあるまい」

サンジは静かなモモの助に声をかける。

モモ「………」
サンジ「どうしたモモ
 ———また竜になって」
モモ「い…今になってふるえがとまらぬ
 あの……“飛ぶ男”……!!
 前にここへ来たおり
 せっしゃ一度みておるのでござる……」

モモの助が見た光景は
ドフラミンゴが一人の男の頭を掴んで水へと突っ込んでいる光景。
それは周りが必死こいてとめる事もない。

—ドフラ「こいつら何もわかっちゃいねェ!!
 誰が お前らの逃げ回る無事な姿を喜ぶ!?
 敵を斬れねェならてめェが斬られて血を流せ!!
 人間にはな……人格者にも血を見て興奮する“残虐性”が眠ってる!!
 “血”と“死”!! これが「娯楽」だ!!
 しっかりしろォ!! ゴミ共が!!!
 二度と今日みてェな試合はさせるな」

それを見ていた錦えもんとモモの助は
ドフラミンゴを恐ろしく感じた。

モモ「…………あらためて カン十郎があの男につかまったと思うと
 また不安がつのるでござる……!!
 ぶじでいてくれ カン十郎……!!」

だがそんな話をサンジが真面目に聞いているのかと思いきや

モモ「うおっ!! 何たるガンメンを!!」
サンジ「お前らがなぜ 狙われてんのかによるが……
 “人質”ならそうそう雑には扱わねェモンだ ダイジョーブ」
モモ「ぼう読み!!
 おぬしまったく別のこと考えておろう!!」

サンジがドフラミンゴとぶつかる前

—ヴァイ「私……知り合いに頼んで
 政府に保護して貰える事になったの
 もう 港に迎えが来てる」
—サンジ「そうか……!! 一緒に行けねェのは残念だが 
 君が安全なら」
—ヴァイ「あなたのお陰で私一歩踏み出す事ができそう」
—サンジ「いやあ そんな礼ならホッペに♡」
—ヴァイ「はっ!! いけない!! あなた達の船が闘魚に襲われてる!!
 早く言ってあげて!!」
—サンジ「トウギョ!! 何だそれ!!」

こうしてサンジは空を飛びながらサニー号へと向かった。
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